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【レビュー】My Sweet Home





そして、妹は恋をした―


同人サークル「よかれとおもってやったのに」さんの作品です。
個人的にはかなりヒットしました。


・シナリオ

それぞれ血がつながっていない3人が1つ屋根の下で暮らすという不安定な3人の不器用な物語です。


文章は敢えてそうしたのかと思いますが、非常に淡々とした語り口調です。
人によってはその淡々としている文体のせいで、人間味を感じられないといったマイナスイメージを抱くかもしれません。
雰囲気はどことなく暗いです。シナリオ自体は終始ダークであったり、鬱であったりという訳ではないのですが、どこか暗さを感じます。
袋小路に入ってしまった人の閉塞感を表現しているのかも?

今作で特徴的なのは、ヒロインである皆樹が主人公ではない人に恋をしているということです。
主人公がフラれてとか、愛する人を失ってといった物語は結構ありますが、主人公が想いを寄せているヒロインが別の人のことを想っているというのはあまりないのではないでしょうか?
寝取るとか凌辱系の物語であればあるかもしれませんが、そうではないものとなると本当にないように思えます。
そういうこともあって、序盤から主人公が切ないです。
一つ一つのイベント、セリフが胸にじわりとしみてきます。
ただ、語り口調が淡々としているのでそこまで悲壮感は感じ取れない(感じ取らせない?)です。

また、最後のENDの展開が予想していなかった方向へと向かっていったのが驚きでした。
こういった終わりを見せるものもエロゲではなかなか見受けられないと思います。
少なくとも私がやってきたゲームの中ではなかったんじゃないかな…?
小説では割とあるようなタイプではありますが。
ただ、この最後のENDは物足りなさも感じました。
もうちょっと余韻を残してもいいのでは?とも思います。
一方で付け加えたら付け加えたで蛇足感が漂うような気もします。
物足りなさもあるけど、これ以上付け加えるとなると…という微妙なバランスで保っているのかもしれません。
そのバランスにハマった人は今作を非常に好きになり、逆に違和感を抱くと一気に今作への評価が下がると思われます。
こればっかりはやってみてもらわないと分からないのですが…^^;;;;
私はハマった側ですね^^;;;

ヒロインである皆樹は義理の兄である勇のことを「兄貴」と呼びます。
おにーちゃんやら兄者やらお兄と、妹が兄を呼ぶ名称は様々ありますが、兄貴というのはあまりないような気がします。
そういった意味でも新鮮さを感じるかもしれません。

あと、今作はNormalEND、HappyEND、TrueENDの順でプレイすることを強く推奨します。

クリックでネタバレ



NormalとHappyの2つのENDを終わらせた段階では「雰囲気のいいゲームだなあ」という印象でした。
義理の父親である亮輔に恋心を抱いていた皆樹が主人公へと恋心が移り変わっていき、二人は結ばれるという、いい話です。
主人公の勇のヘタレ具合はむしろ現実的だなとも思いました。
ずっと好きでいた相手といざ恋人同士になったからといって、いきなりベットにいき、SEX三昧というエロゲーでありがちな展開はプレイヤー視点としてはあまりにも非現実的じゃないかな?と思っていただけに、好印象でした。
といっても他の商業作品は、HシーンはHシーンとしてプレイヤーが性的興奮を得られるようにしないといけないという宿命を背負っているから、主人公が突然ベットヤクザ(死語?)になってしまうのはやむを得ないのかもしれませんが…。
売上をそこまで考慮しなくていい同人作品だからこそ、主人公のHシーンに向かうまでの葛藤、一回行為に及んだあとの不安というものをリアリティに描けたのかな?
Hシーンに関わらない部分でも、勇は何十年も想っていたのに、その想い人である皆樹は亮輔を想っていた。だから、いざ皆樹が自分に振り向いてくれたとしても、どこか亮輔のことを想っているんじゃないか、いつでも支えていた勇という存在だからこそ好きでいてくれるのではないかという不安や葛藤にも共感できました。
小さい頃から皆樹が泣いてもなだめてあげて、勇自身も泣きたくなるような境遇であるのにそれをこらえていたのですからね…。

そしてTrue。
勇の選択はただ、逃げただけとも捉えられるし、本当に自分の生きる道に向き合おうとしたとも捉えられます。
まあ、半々ってとこかな?と思います。
不器用で不安定な3人からそれを支え続けた存在(勇)がいなくなったことで亮輔と皆樹の関係は大きく変わっていきます。
その結末はプレイをして確かめてもらいたいです。
プレイしてないのにここを読んでいる方もいらっしゃると思うので…(笑)
プレイした人はそれぞれに思うところがあるでしょう。
亮輔の選択、想いは一つの家族の在り方を綺麗に描いていたように思えます。

そして、最後の料理のシーンはぐっときました…。
それまでのシーンがあれだっただけに、こみあげてくるものがありました。
勇の優しさとも解釈できるし、昔からそうだったからとも解釈できます。
私は前者であってほしいな、と思います。その優しさが切ない。

私はHappyとTrueどちらが好きかと問われればTrueと答えます。
エロゲーでこういった終わり方をするのが珍しいというのもありますが、こちらのほうがしっくりくるからです。
HappyENDはHappyENDで幸せに終わってくれていいのですが、全員が前に向かっていき、またその未来にプレイヤーが思いを馳せることができるという意味でTrueENDが好きです
そして、妹(義妹)キャラと結ばれるシナリオに飽き飽きした人にはTrueをぜひやってもらいたいと思います(笑)
ただ、これを商業でやると叩かれそうですが…。いや、一応結ばれるENDあるし問題はないか…?
恋物語を扱うことの多いエロゲーにおいて、必ずしも結ばれる訳ではないということを伝えてくれる良作でした。
こういう作品が増えてくれないかなーと思います。
まあ、エロゲーを好む人の多くは、そんな辛い現実をわざわざエロゲーで見たくないという感じかもしれませんが^^;;;



・絵
アトリエかぐやなどでおなじみのChoco Chipさんによる透明感あふれる絵柄です。
作品に非常にマッチングしていました。
アトリエかぐやでは、かわいらしさとエロさを兼ね備えた抜きゲーの絵として素晴らしいものでしたが(といっても体験版しかやったことないのですが^^;;;)
今作では、エロさを抑え、かわいらしさと儚さをうまく表現しているように思えます。
Choco Chipさんが原画で、ライターがアトリエかぐやでシナリオに携わっていた速水漣さんということで雰囲気がいい抜きゲーなのかな?と思っていたのですが…。
いい方向に裏切られて、よかったです。
皆樹ちゃんかわいいです。幼い頃の皆樹ちゃんは母性をくすぐりますwww



総プレイ時間はおおよそ4時間ぐらいの短編で、ちょっとした時間にプレイするのに丁度いいです。
作品の雰囲気やシナリオがエロゲーとしては珍しいものなので、エロゲーを好む人には強くおすすめしづらいですが、私自身は胸に深くしみこんでくるようないい作品でした。

【雑感】WHITEALBUM2

WHITE ALBUM2 -closing chapter-|Leaf

WHITE ALBUM2 -closing chapter-|Leaf


WHITEALBUM2のICとCCをプレイしました。
こちらのレビューに関してはこちら(IC)こちら(CC)にありますので、プレイして思ったことを雑然と書いていこうと思います。

ここおかしくね?というものがあったらぜひともコメントのほうまでよろしくお願いします。

IC編

クリックで展開(ネタバレあり)


・IC中盤のかずさがいたたまれなかった。

自分が雪菜かかずさ、どっち派かと言われてかずさ派と答える原因はここです。
中盤のかずさは見ていてつらく、応援したくなりました。
どこからどう見ても春希くん好き好きオーラが出てただけに、あの状態は拷問でしょ…。それを自分が抑えることでドロドロの三角関係を回避しようという感じだったがつらいです。そのもくろみは見事に失敗しますが。
一方の雪菜は、CCでとてもつらい立ち位置にあったのですが、あちらはこじれてしまった後の状況ということで仕方ないか、っていうのがありました…。
ICの時点で雪菜はかずさが春希のことを好きだということが分かっているという部分でもうーんってなりましたね。
でも、雪菜も好きです^^


・文化祭の盛り上がり

それまでの練習で失敗しているシーンが音ありであったことから本番成功したシーンは盛り上がりました。話の流れ的にはそりゃ成功するだろうと分かっていても、盛り上がりを感じるというところにうまさを感じました。


・最初と最後の演出
冒頭のセリフを最後で雪菜が言うというシーンがよかったです。
あのセリフは誰のセリフなんだろう?(誰が言っても違和感なさそうだったので…)という感じだったのでうまいなーって思いました。





CC編

クリックで展開(ネタバレあり)


・新ヒロインちゃんたちかわいい
千晶はいろいろと設定上めんどくさいキャラですが、演技を超えて春希に惚れちゃっているとこらへんがかわいいなぐへへってなりました。
小春ちゃんは名前からして狙ってますよね。世話焼きな後輩キャラは大好きな僕が好きにならない訳がなかったです。あと雪菜ルートに入ってからの小春ちゃんは、見えないところでいっぱいいっぱい泣いているんだろうなあ、とか考えると胸がきゅんきゅん♪します。見た目もドストライクでした。制服、黒髪、ポニテとか最高です。すばらですっ!
麻里さんはエンジェル。この一言に集約されます。あのキャラは反則。


・ヒロインの立ち位置
春希くんは自分に対してはいつでもどこでも誠実だったと思います。
CCの各ヒロインを選択するという点でもぶれません。
簡単に僕の考えをば。

千晶
接しやすさに惹かれたのかもしれませんが、正体を知ってもなお好きでいたのはその天才肌故かと。課題の部分でも実はできるなんていう姿を見てこいつ実はできる…?と思ったのかも。そこにかずさの天才性を見たのでは?

麻里
見た目かっこいいのに可愛いところもある。そして、仕事魔人。かずさの代替としてはぴったり。アメリカに立つとこも春希から離れるという点でそっくり。あのシーンで実はさらに惹かれていたのでは?

小春
主人公にずばずばと正論を投げかける。周りから厳しいことを言われるということが少ない春希くん的にはやっぱりかずさを彷彿と…。これは強引かも。

雪菜
存在自体がかずさを思い起こす。告白シーンも結局かずさを振り切った訳じゃないし。

結局、春希くんはかずさを追い求め続けていたのかと。そういう意味ではブレません。こいつは他のキャラと結婚したとしてもかずさと接点を取り戻したらそっちに行くような気がしてならないです…。
少なくともCCにおける春希くんはかずさを求めてるけど、今度会ったときには相手は吹っ切ってるかもしれない、そしたら孤独だ。なら、好きでいてくれる雪菜をストックしておこう、なんて深層心理が働いているように感じました。
それに関しては母親との関係とかいろいろと絡んでるんでしょうが、そこは今後気が向いたら考察するということで・・・。


coda編

・かずさルートのえぐさ

CCで最後雪菜ルートに入ってエンディングを迎えたのですが、「あれ、かずさルートなかったな…」とか思っているとそのままCoda編に入ってしまってびっくりしました。
雪菜ルートとは違う流れかと思いきや、雪菜ルートの後の話ということで衝撃を受けました。
共通パート、二人のルートどちらも胃がきりきりしました…(笑)


・かずさTRUEルートの雪菜
ラストで雪菜が「POWDER SNOW」を弾き語ります。
一見すれば、春希に2度も裏切られるという状況から何とか立ち直り、春希に今の自分を見せたい、という感動的なシーンに思えます。そう考えれば、ここは涙腺が崩壊してしまってもおかしくないです。
でも、そう考えるとどうにも違和感が生じます。
雪菜を囲む人々、そして曜子のセリフがあまりにも重苦しいのです。
「家族の、大事な日だから」(孝宏のセリフ)
「雪菜のためだけの日、だもんな」(依緒のセリフ)
『あなたたちにとって、
いずれは受け止めなければならないことだから
覚悟して、確かめなさい』(曜子のメール)
もし、雪菜が立ち直ったと考えるのならば、もう少し明るい雰囲気のほうが自然だと思います。
孝宏くんに関しては雪菜の誕生日を絶対祝うという形なら理解できますが、武也と依緒の雰囲気は少し違和感が。あの二人が結ばれなかったということに関する寂しさや後悔というものというのならわかりますが、依緒のセリフはそれにしても重すぎます。
そして、曜子さん。この映像を見てウィーンに行くことを決意します。
確かにこれを見た二人が動揺するのは想像できますが、親としての責任というような話題を出すような状況とは思えません。そしてこのメールの文言。
メール3行目の「覚悟して、確かめなさい」というのもやっぱりひっかかります。

そこで2つの仮説を僕は考えました。

1.雪菜記憶喪失説

まず、弾き語りの映像で雪菜の周りにいる人たちが誰一人として大学~かずさと駆け落ちの春希のことを語りません。
話題が高校時代についてです。大学時代の話題はなし。
そして、弾き語りなのに雪菜ルートであったはずの春希弾き語りの「届かない恋」の話題がないんです。
春希&かずさに見せる映像なのでせっかくのいい雰囲気に水を差すのは…っていう可能性もありますが、ちょっと不自然です。
そして前述した各キャラの振る舞い。
そこから雪菜は記憶を喪っているのではないか、と考えました。
記憶喪失といってもすべてではなく、大学生時代に春希と復縁する一連のイベントから最後にフラれるという部分だけだと思われます。
ルートの最後に交通事故にあっているという点も見逃せません。
あのシーンにも何か意味があるはずです。
外傷はなかったけど、体を強打しているので何かしら身体的なダメージがあったはず。
その後に倒れます。
意識を失うこと、そしてかずさルートにおけるあまりにも理不尽な境遇に対する大きなストレスが重なって、精神的に逃避してしまったのではないでしょうか?

記憶を喪った雪菜としては、大学生活中は春希と復縁につながるようなことはなく、微妙な関係のまま卒業し、春希がかずさを追ってウィーンに行ったという事実だけが残った。
ウィーンに向かう春希の想いの力に驚き、かずさと結ばれたことに喜びつつも、それが悔しく、今でも春希を想い歌っている。
そんな感じかな、と思いました。

ただ、この説にも反論はいくつか挙げられます。
映像で高校時代の話題だけだったのは、たまたまと言われればそこまでです。
そして、朋がいるのも不自然です。
朋と仲良くなるのは春希がギターを再び持ち始めた辺りからです。
その部分の記憶が飛んでしまっているのであれば、朋がいるのは雪菜的には「なんでいるの?」となります。
春希との思い出だけが飛んだ、としてもそこに大きくかかわる朋とのつながりは拒否したくなるはず。

2.雪菜追っかけ説

こちらは単純明快です。
雪菜は春希への想いを振り切っていなくて、まだあきらめていない。
そして、逃げた春希とかずさを追ってウィーンへ行こうとする。怖い。

この説の根拠は、弾き語りの曲と、ラストのセリフです。
POWDER SNOWは聴いていただけばお分かりかと思いますが、別れた人を想う歌です。
I still love youというフレーズあたりが切なくていいですよね。
そして、ラストのセリフがドイツ語です。
確か雪菜は大学ではフランス語を履修していたように思いますので、ドイツ語は大学では習ってはおらず、独学で覚えたと考えられます。
ちなみにドイツ語はオーストリアの公用語です。
この二つから雪菜はウィーンにまで行こうとしているのではないか、と考えました。

この説だと、あのエピローグも納得できます。
雪菜はおそらくレコード会社の広報、そして周りに愛されているという立場を捨てて春希を追おうとしているのだと思います。
周囲の人間からすれば、あんな最低の男のところに行くなんて…となります。
ただ、雪菜が春希を想う気持ちだけは本物と知っている以上、反対もできず…となっているのではないでしょうか。
そして2月14日、雪菜の誕生日がみんなで雪菜を祝う最後の日となっていたのかもしれません。彼女の行動を反対せずに最後は笑顔で送ろう、そういう意味での「雪菜のためだけの日」なのかもしれません。
また、そういった事態を想定した曜子がかずさを気遣うために病を押してウィーンへ向かうというのも納得できます。

ただし、こちらも反論が…。
歌的には別れた人を想っているけど、どこまでも追いかけるというニュアンスではなく、別れて遠く離れてしまってもどこかでひっそり想っているというニュアンスなので、どちらかというと吹っ切ったと考えるほうがよさげです。
そしてドイツ語。向こうはウィーンだから二人になじみある言葉で、なんて単純な理由の可能性も否めません。


どちらの説にせよ、どちらでもないにせよ、かずさTRUEルートはこのまま大団円にはならないでしょう。
春希くん的には、かずさは母という支えを喪ってしまったからこそ、それを支えるためという決意でかずさを取ったのですから、もしウィーンに母が一時的にでも来たとすれば、その決意が揺らぐ可能性が大いにあります。なんせ、婚約まで考えたのに撤回するぐらいだからな!
そして、雪菜はウィーンに向かう可能性大です。
物語はウィーンで動き出す…。WHITE ALBUM2 -fermata-が始まってもおかしくないかもしれません(笑)
ただ、春希くんは根源的にかずさのほうが好きなので揺らいでも雪菜がセフレ的な立ち位置になるだけかもしれませんが…。それは雪菜が可哀想すぎますが。


・雪菜の歌
雪菜の歌はICの時点からうまいです。
ただ、IC、CC、Codaと経ていくにつれてうまくなっているように感じました。
音楽に精通している訳ではないんで自信ないんですが、少なくとも感情の入り方は強くなっていると思います。
ICのライブ版届かない恋とCCのライブ版届かない恋を聴き比べてみると違うと思います。
いろいろな苦労や経験を積んだ結果なのでしょうか?もし、この考えが正しいのでしたら中の人とスタッフはすごいですね・・・。


・かずさの立ち絵

かずさ好きのみなさんに怒られそうですが、かずさの正面を向いている立ち絵を見ると、なぜか犬のイメージが出てきます…。
どこかなついていないような感じなのに、本当はめちゃくちゃかまってほしい!というような顔だと思ってしまうのです…。
まあ、忠犬かずさなのであながち間違ってはいないのでしょうが…(笑)

・雪菜ルートのラスト

エンディングで流れる結婚式でのエピソードが完全に泣かせにきてましたね…。
かずさと春希が演奏して、雪菜が歌うシーンはいろいろとこみあげてくるものがありました。

(追記)
・WHITEALBUM2という作品について

プレイ時間がICとCCを合わせると50時間は超えていたと思います。久々にこれだけの文量のゲームをプレイした気がします。

今作を語る上で外せないものとして「雪菜派か、かずさ派か」というものがあります。
私はかずさ派です。理由はIC編に書いた通りです。それだけICのかずさは可哀想だった…。
ただ、このWHITEALBUM2のオーラスとしてふさわしいシナリオはcodaの雪菜Trueルートだと思います。
CodaのかずさNormalにしろTrueにしろ、どうにも物語を締めるルートとは考えにくいです。
どっちにしても雪菜が諦めず、春希と結ばれようとするだろうなーというのが考えられます。
CCの場合は春希と雪菜がIC時点の自分たちをもう一度見つめなおすという道であるため、そこで雪菜が別の道を選択するという可能性が発生するので、雪菜視点からは綺麗に物語が終わると思われます。
ただ、春希視点からすると、小春、千晶、麻里と結ばれても、Codaのようにかずさと出会ってしまえば、結局揺らいでしまうのではないかなーと思います。
そう考えると、やっぱり雪菜Trueルートが今作を綺麗に締める、オーラスと考えるのがベストだと思います。

オーラスが雪菜Trueルートということを考えると、今作の伝えたいことやテーマはこのルートにつながるシナリオにちりばめられているのかな、と思います。
私はいまいち今作を消化しきれてないので、伝えたいことはこれだ!とは言えないのですが…。

今作がここまで多くの人に評価されているのは、こういう恋物語が素敵だ!と思うからでしょう。
といっても自分がこういう恋をしたい、と思うとは限りませんが。
そういう面では、一昔前に流行ったトレンディドラマであったり、「世界の中心で~」のような恋愛小説に似たものなのかもしれません。
多くの人が抱くであろう「生きていた証を残したい」という気持ちが、主人公たちが様々な人に大きな足跡を残す今作に大きく共鳴した結果が、評価につながったのだと思います。
これを言い出すとすべての物語がそこに帰結するとかいう壮大なお話に飛んでしまいそうですが…^^;;;

相変わらず脈絡もない感想で申し訳ないです…。

さらに追記(1月27日)

・マイナス点

今更追記か、って感じですが^^;;;;

この雑感、ひたすらほめたたえているのですが、満点の作品か?と問われると、違うと答えます。
やはりマイナス評価になる部分があります。

1.長い

プレイしてみればこの長さがあったからこその感動といえるのですが、マイナス点としてあげることができるでしょう。
50時間はやっぱり長いです。
私自身がプレイしたのが年末年始だったことから比較的時間を確保しやすかったのですが、そうじゃないときにプレイしていたらいろんなものを放り投げてプレイしてしまってたかもなーと思います^^;;;
なまじ続きが気になる作品なので時間が限られている状況でプレイすると、睡眠時間を削ってしまい、体調を崩す恐れすらあります(ちょっと大げさかも?ww)
そうなると、やっぱりプレイするとなると時間に余裕のあるときじゃないと~ってなってなかなか手をつけられないかと思われます。

また、エロゲ以外にもやりたいこと(趣味)などがある人だった長さで二の足を踏むと思います。
正直なはなし50時間もあれば、名作小説を何作か読めるでしょうし、映画も何十本も観れます。ちょっと遠出して美術館や博物館めぐりだってできます。アニメだって名作が2,3本は見れるでしょう。
長時間プレイした後に得られるものは非常に大きいですが、他ジャンルと比較してしまうと圧倒的にコストパフォーマンスが悪いです。
このブログをみられるようなエロゲ好きの方でしたら、「は?他のもの?いや、エロゲやったほうがおもしろいでしょ?」って言われるかもしれませんが^^;;;;
大学生などで時間に余裕がある方、あるいはエロゲ道を突き進む方ぐらいじゃないと、なかなかプレイするのは大変かもしれません。
またはドラマ形式でプレイすることに慣れている方ですかね?1,2つのエピソードを一つの話として区切って「続きはまた明日(来週)!」っていう風に割り切れる人でしたら大丈夫かと思います。

裏返せば、「時間を忘れてプレイできる面白さ」なんですが、多くの人は時間を忘れてエロゲーに没頭してるのはまずいので長すぎるのは・・・ってなります。

2.デジタルサウンドの雪菜のオ○ニー

これは私怨に近いかもしれません^^;;;;

デジタルサウンド「歌を忘れた偶像(アイドル)」のシーンです。
大学生になった雪菜は時折、春希を想って自慰にふけります。
そのシーンが問題なのです!
なぜ、一枚絵もなければ、ボイスもないのでしょうか!?
デジタルサウンドで、特典の一つということを考えれば、「そんなサービスまでする必要はない」ということは分かります。。。
ボイスはこれのためだけに追加収録するのは・・・っていうのはあるかもしれませんが、せめて・・・せめて、一枚絵だけは入れてほしかったのです・・・。
快楽に身をゆだねつつも、春希への想いに苦悶する表情・・・それがあれば雪菜の想いももっともっと伝わってきたと思うのです。
これがあったのなら、もしかすると私はかずさ派から雪菜派になっていたかもしれないですwww
雪菜もいろいろとあったけど、強い想いを抱いて大学生活を苦しんでいたんだな、という気持ちが倍増していたように思うのです。

これは、ものすごい強引な因縁をふっかけているようなものかもしれません^^;;;
そのくらいしないとマイナス点が出てこない名作だった、ということでまとめていただければと思います。
他にもあるかもしれませんが、今のところはこの2点が私が感じたマイナス点です。

なんか、本当にすいませんでした・・・。

【レビュー】戦国の黒百合~ふたなり姫と敵国の姫君~

同人サークル「言葉遊戯」戦国の黒百合~ふたなり姫と敵国の姫君~

――――さあ、花を散らそうか。

同人サークル「言葉遊戯」さんの戦国ふたなり百合シリーズ第2作目です。

前回同様、ふたなりになってしまわれた朔姫が女性を犯していくお話です。
今作では、徳川家康の正室、瀬名姫の妹という設定の蕗姫、織田信長の正室である濃姫がヒロイン(?)として追加されています。
他にも朔姫付の忍・棘、秀吉の正室ねね、森可成の次男勝蔵もとい森長可と一気に主要キャラが増えております。

凌辱シーンは前回よりバリエーションは増えています。メインは蕗姫で柚々はこちらの面ではシーンカットされてます。蕗姫をいかに屈服させていくかというものに焦点が当てられており、いろいろとひどいことしてます^^;;
ただ、今回はひたすら蕗姫とヤッているので前回ほどの背徳感はないです。
そして今回は女性率100%です。ふたなりの朔姫を女性と表現していいのかは微妙ですが…。

シナリオは各キャラの内面を焦点に当てています。
蕗姫の想い、濃姫の想い、朔姫の想い、そして柚々の想い。
彼女たちの想いが交錯していくどす黒い物語となっています(おもに朔姫)
そして当初の目的であった浅井への輿入れに関しても動きが見られ、さらに朔姫と信長だけではなく織田家全体をも揺れ動いていくことになります。
それぞれの姫の想いという面だけでなく、そもそも織田家がどうなっていくのかという面でも続きが気になります。

前回触れるのを忘れていたのですが、今作で興味深いところは織田信長という人物像です。
「鳴かぬなら殺してしまえほととぎす」という有名な句が知られているように織田信長という人物は冷徹で残忍なイメージが付きまといます。
それは時代劇やゲームでも同じで、卓越したカリスマ性を発揮し、自らの天下のためには非情な仕打ちをするというイメージが多く見られます。
ただ、今作の信長は非常に人が好いです。カリスマ性があるという点においては共通していますが、面倒見のよい兄ちゃんといった感じです。
史実的には若かりしころは身分を気にせずに戯れていたという逸話がのこされている点からその部分を採用しているのかな、と思いました。
朔姫が暗躍したという設定になっているからという理由だけかもしれませんが・・・。

シナリオ以外は前作同様ハイクオリティです。
システム面は改善されていませんでしたが、それ以外はむしろさらによくなっているようにも思えます。
冒頭の朔姫と柚々の夜伽シーンはとても美しかったです。

プレイ時間は既読スキップありで4,5時間程度、分岐は3つTRUEとBAD2つとなっています。
パッケージ版は1500円ですが、ダウンロード版は現在割引キャンペーン中となっています。

以下ネタバレあり(クリックで展開)



以下、脈絡のない雑感たち。

新ヒロイン2人である蕗姫と濃姫。変わってしまった姉のように変わりたくないと思う蕗姫、かつて純粋な気持ちで織田家を支えようとした朔姫と重なる変わらないままの濃姫。
今作の根底にあるテーマは「変化」であるのだなということを再確認できました。
蕗姫編は一区切りついた形になってはいますが、あそこで生かした以上、後々どこかで活躍するシーンが見られるのかな?
濃姫編はまだまだ続きがありそうですね・・・。

男根が生えたことで変わりゆく朔姫がますますどす黒いものに飲み込まれていきます。
前作は柚々を辱めることで悦に入ってましたが、今回は柚々自体がそれを受け入れている&朔姫が大事にしようとしていることから矛先が変わります。
信長との確執、変わり行く情勢、自らの立場、矜持などに苛まれ、暴走していきます。
織田家のために暗躍していた鬼のはずがひたすらいらだちを他人にぶつけ傷つけることで発散するだけのわがまま姫になってます。
相手を屈服させ堕としていこうとしていたはずが自分自身が堕ちていっているという滑稽さ。
前作や今作の中盤までぐらいはまだ策士な面も見られたのですが、中盤以降は癇癪もちのわがまま姫化しててむしろ哀れでした(´・ω・`)
裏切った(と思い込んでいる?)信長への復讐、そして織田家乗っ取りを画策した結果、織田家を窮地に追い込んでしまい、姿をくらます朔姫。今後どうなるのでしょう?続きが気になる・・・!!


忍の蔓と棘の対比が面白かったです。
感情がなく無口な蔓と感情豊かで活発な棘。
しかし、無口な蔓のほうが柚々を思いやり、時には朔姫に意見さえする。一方の棘は柚々のことを朔姫に使える女人程度にしかとらえず、朔姫の命令を容赦なく執行する。
そういったギャップ(?)があって面白いです。棘はお茶目なムードメーカーみたいな感じで登場しただけにそれ以降の容赦のなさが際立ち恐怖を感じるくらいでした。

ねねさん・・・完全にネタキャラになってる秀吉と同様にネタキャラと化すとは・・・wwwww

織田家が斎藤家に大敗しましたが、斎藤家の割と重役の家臣が結構な数切り捨てられてたはずなのにどこにそんな力が残っていたのだろうとかちょっと思ってしまいました・・・。尾張一国時代の織田家と斉藤家じゃそもそも国力差があったということなのでしょうか・・・?

藤吉郎に迫られて怯える蕗姫がぼそっと「朔姫・・・!」って言うシーンに痺れました。あそこで誰かに助けを呼ぼうとして「姉上」じゃなくて「朔姫」が出てきたのはやはり心情の変化があったんだろうなあという感じで。


おまけ

sakuhime.jpg

このシーン、どちらかというと恐怖を感じるシーンのはずなのですが、なぜか私には
「姉上かと思った?残念!朔姫ちゃんでした!」
というセリフが脳内再生されて笑ってしまいました・・・。何故だ・・・wwww


【レビュー】戦国の黒百合 ふたなり姫と隷属の少女

戦国の黒百合 ふたなり姫と隷属の少女

「こわくないです。だって、そんなにきれいなのに」

同人サークル「言葉遊戯」さんの作品です。



タイトルのとおり、戦国時代を舞台とした物語です。
織田信長、羽柴(豊臣)秀吉といった誰でも知っているような人から森三左衛門可成のようにあまり知られていない実在武士も登場していて歴史好きにはたまらないです。
そういった実在人物に加えてオリジナルキャラやオリジナル設定を加えてあります。

ふたなりになった主人公朔姫が奉公にきていた柚々をひたすら犯してます。
凌辱ゲームというものをやったことがなかったので激しいプレーに驚いてしまいました。
ただ、他のレビューを読むとこの手のゲームではわりとありがちな描写らしいので凌辱ゲームをたしなむかたにはそれなりかな?って感じかもしれません。
また、犯される側の柚々の声が非常にのんびりした声なのであまり悲壮感が漂ってこないです。
あとキャラ的にそんなことをされても朔姫を愛し続けるという姿勢を取るので堕ちていくという感じでもないです。プレイだけがハードでした^^;;;

政略結婚を阻止しようとする朔姫を取り巻く環境がこれからどうなっていくのかという部分が非常に気になります。
エロシーンを除けば、大河ドラマのような戦国絵巻といった感じです。
キャラに視点を移すと、朔姫と柚々の対比がうまかったです。変わりゆくものと変わらぬもの。今後この二人がどう移りゆくのかということも楽しみです。

最近は同人作品といってもクオリティが高くなってきていますが、今作も非常にクオリティが高いです。
まず、文が非常に綺麗です。流れるような文章でとくに突っかかることなく読めることができました。
絵もおおむね美麗です。柚々の立ち絵のバランスがちょっと微妙なぐらいで他は並みのフルプライス作品の絵に匹敵するように思われました。
些細なことですが朔姫の男根がそこまで巨大でないというのもプラス要素です。ふたなりものになるとやたらとでかくて違和感が・・・っていうことが多々あるのでそういう意味でもバランスよく描かれているなと思いました。
音楽もよかったですね。音楽モードがないのが悔やまれます。
ただ、システム周りだけがちょっと不便。バックログが中途半端な形であり、キャラボイスの再生はないです。
あと、SEがスキップ不可になるのでスキップ中にSEが入るとその部分だけ聞かざるを得なくなります。
システム面を除けば1500円のゲームとは思えないハイクオリティな作品です。

ふたなりものでシナリオがしっかりしたゲームとなるとなかなかない(商業ゲームだとケロQ作品ぐらい?)のでふたなりを楽しみかつお話も楽しみたい!という方にはおすすめしたい作品です。
ふたなり好きでも、ふたなりキャラが男に犯されるというものより女性と結ばれているものが好き!という方には
絶好の作品です。男なんてはじめからいらんかったんや!
別にふたなりが好きでないという方にも問題なく楽しめる作品なのでちょっとでも気になったらプレイしてみてください。絵がきれいなんでそのままふたなりに目覚めるやもしれません(笑)

追記
分岐は6つあり、2つがTRUE、残りがBADとなっています。
プレイ時間は4,5時間です。既読スキップを使った場合だと2,3時間程度で済むと思われます。

【コラム?】能美クドリャフカちゃんから学ぶロシア語初級講座っぽいの

この記事は能美クドリャフカちゃん(以下クド)がリトルバスターズ!(以下リトバス)、クドわふたー(以下クドわふ)で発するロシア語を、ロシア語初学者の僕がなんちゃって解説及び訳を行うコーナーです。
といいましても、ネットで検索すれば全セリフを訳していらっしゃる素晴らしいブログ様などが出てきます。マニアな方もいるものです、すばらですっ!
なので、この記事では全部のセリフを訳すのではなく、日常場面などでも使えそうなものをジャンル別に分けて紹介することと致します。
多少は解説をしているつもりですが、しっかりとロシア語を学んでいる方からすると説明不足でツッコミどころ満載かもしれません…。
また、発音を日本語風に書き表す際にはカタカナ表記で自分なりの発音表記にしているため、ロシア語教科書などの表記と異なっている場合がございます。予めご了承ください。
それでは下からどうぞ!(クリックしていただければご覧になれます

1、文字編


結構な方がご存じかもしれませんがロシア語は英語で使用されるラテン文字(ローマ字)とは異なるキリル文字と呼ばれるものを使用します。
ただ、このキリル文字はラテン文字と同じ文字の形をしたものがあり、厄介です。
例として「クドリャフカ」という文字をキリル文字とラテン文字で表記してみましょう。

キリル文字:Кудрявка ラテン文字:Kudryavka

1文字目は同じ形で同じ発音です。3文字目はキリル文字独特の文字なので「あー、違う」とわかります。
厄介なのは2文字目。発音的には同じですが文字が違います。しかもキリル文字の方がラテン文字の「y」と似ています。

こんな感じで完全に見たことのない文字もあれば、英語を習う過程で見たことのあるラテン文字を違う発音で登場するものもあります。
今回はあくまで会話(発話)さえできればいいというスタンスで行こうと思いますので、本格的にロシア語を学びたいという方以外はスルーしましょう。



2、名前編


お次は名前編です。
ロシア語の名前は「名」・「父称(ふしょう)」・「姓」の3つから構成されています。
父称というものは聞きなれないと思いますが、簡単です。
父親の「名」を語尾変化させただけのものとなっています。
男の子なら父の名に「~ヴィチ」(~вич)を、女の子なら父の名に「~ヴナ」(~вна)をつけます。
ただし一部の名前では発音上の理由などによって特殊な語尾変化をすることがあります。
それでは能美クドの出生名で見てみましょう。
クドリャフカ・アナトリエヴナ・ストルガツカヤ
ロシア語表記だと
Кудрявка Анатольевна Стругацкия
になります。
この場合「クドリャフカ」が名、「アナトリエヴナ」が父称、「ストルガツカヤ」にあたります。
「クドリャフカ」はこんなコーナーを読んでくださる方はかなりのクド好きだと思われるので意味は分かりますよね?
「アナトリエヴナ」からわかるのはクドのお父さんはアナトリー(Анатолий)さんということですね。この場合微妙に語尾変化が変わっていますが上述した通りです。
「ストルガツカヤ」もクドが女性ということから語尾変化しています。もし、クドが男性だとしたらおそらくストルガツカイー(Стругацкий)になっていたと思います。
さきほど父称では性別で語尾変化すると言いましたが、姓もそれにあたります。

ちなみにクドのお母さんの名前は
チェルヌシカ・イワーノヴナ・ストルガツカヤ(Чернушка Ивановна Стругацкия)
です。
チェルヌシカはロシア語で黒髪の娘という意味です。またスプートニク9号に搭乗した犬でもあります。こんなところにまでネタを仕込むとは徹底してますね。さすが、Keyさん。
父称がイワーノヴナとなっていることから彼女の父、そしてクドのおじいさんの名前はイワン(Иван)さんということがわかります。

次は呼び方です。
日本語でも相手と自分の関係によって呼び方が変わると思います。「~さん」とか「~様」とか呼び捨てとかあだ名とか。
ロシア語にもそういった慣習があります。
まず、相手が自分よりも目上の人(例:先生や上司など)やそれほど親しくない関係(あまり交流のないご近所さんや初対面の人など)は名と父称で呼びます。クドの場合だと「クドリャフカ・アナトリエヴナ」です。クドが宇宙飛行士になった後にご対面するとしたらこう呼ぶのが適切なはずです。
また、クドと結婚することになりお母さんにご挨拶しにいくときは「はじめまして、チェルヌシカ・イワーノヴナ」というようにすればいいです。そんな内容の薄い本を書かれる場合は参考にしていただければと思います。発売した際は是非当サイトにご一報ください。ご購入させていただきます!

ある程度親しい間柄(友人、親子など)の場合は愛称形で呼びかけます。
ロシア語の名前には愛称形というものが存在します。いわゆるあだ名のようなものです。
クドの場合だと、クーニャ(Куня:お母さんからそう呼ばれてます)、リャーチカ(Рячка:氷室さんからそう呼ばれてます)となります。ちなみにチカ(чка)は小さい愛らしいものという意味合いがあります。クドにぴったりです!わふー!
ロシア語を使用する場でクドと仲良くなった場合はこう呼ぶのがおすすめです。そんな内容の薄い本を(ry

余談にはなりますが、日本においてロシア語を使用する場合は日本語にならって「~さん(~сан)」という場合もあるそうです。ロシアで会話する場合はともかく、日本に住んでらっしゃるロシア語話者の方と会話する場合はこちらを使っても問題ないかと思われます。



3、あいさつ編


さて、文字やら名前やらの次は実践編です。
実践編の最初に紹介するとするなら、やはりあいさつです。
とりあえず、あいさつさえできれば向こうも笑顔で返事を返してくれます。
大体の国では英語であいさつしても通じるのですが、その国の言葉であいさつすれば喜んでもらえるとのことです。
皆さんも外国人の方に「Hello!」と言われるよりかは「コンニーチハー!」と言われる方が何となく親近感が湧くかと思います。そういう感じです。


では、まず基本的なものから

Доброе утро(ドーブライ・ウートラ)「おはようございます」
これ自体はクドわふで氷室さんがクドに向かって言っているセリフです。
訳通り朝の挨拶に使われるものです。
Доброе(原形はДобрый)は良い、素晴らしいという意味があり直訳すると「素晴らしい朝ですね!」となります。ここらへんは英語の「Good Morning!」と同じです。言語学上同じインド・ヨーロッパ語族であるということがよく分かりますね。
ちなみに昼の挨拶、夜の挨拶は
Добрый день(ドーブリィ・ディーニ)「こんにちは」
Добрый вечер(ドーブリィ・ヴェーチェル)「こんばんは」
です。
上の朝の挨拶と最初の単語の語尾が変わっているのにお気づきになるかもしれません。
これはロシア語の語尾変化という文法によるものです。ロシア語では単語に男性、女性、中性と3つの性が存在します。大体は名詞や会話する相手の性に合わせて語尾を変化させます。
この場合は朝(Утро)が中性形、昼(Деиь)と夜(вечер)が男性形なので前の語がそれぞれの性通りの語尾変化をしています。
ちなみに辞書などで調べる場合は基本的に男性形で表記されています。

ロシア語にはこの3つ以外に時間を気にせずに使える挨拶が存在します。英語の「Hello」と同じようなものです。
Здравствуйте(ズドラストヴィーチェ)です。
こちらは朝だろうと、昼だろうと、夜だろうと使用することができます。あまり親しくないような人やロシア語の授業などではとりあえずこれを使っていれば問題はないはずです。
親しい間柄だと語尾が変化してЗдравствуй(ズドラストヴィ)と使うのもアリです。

お次は感謝の気持ちを表す挨拶(?)です。
Спосибо(スパシーバ)「ありがとう」
これは有名かもしれませんね。おそらくロシア語で一番知られている語だと思います。
さりげない場面でスパシーバと言えばクールな人になれるかもしれません。「おっと、ついロシア語が出てしまったぜ・・・」なんて言えば完璧!あなたはきっとよく分からないキャラになることでしょう。

挨拶、感謝と来ればお別れの挨拶です。
クドが理樹に対して言ったセリフはこれです。
Прощайте(プラシャーイチェ)「さようなら」
しかし、この言葉は普段使いません。単なる別れの挨拶ではなく、長時間、あるいは永遠に別れを告げるときに使用する言葉です。つまりクドはあの場面においてもう会えないかもしれないという覚悟の上で故郷へと向かったということがわかります。これがわかるとあのセリフの切なさが増します。
ということなので、普段使うには適していません。卒業式や葬儀などでぼそっと呟いてみるぐらいでしか使用例がないと思われます。

ということで普段使う別れの挨拶を紹介します。
До свидания(ダ スヴィダーニヤ)「さようなら」
こちらが一番オーソドックスな挨拶です。誰に対してでも使用できます。

До завтра(ダ ザフトラ)「また明日」
こちらは明日も会うような関係の人に使う挨拶です。大体は友人とかになるでしょうか?
ちなみにザフトラとは「明日」という意味です。

Пока(パカ)「バイバイー」
仲間同士で軽く挨拶する感じの挨拶です。日本にいるロシア人は日本人が使う「バイバイ」という言葉の影響かパカパカというときがあるそうですが、意味に変化はありません。

Спокойной ночи(スパコーイナイ ノーチ)「おやすみなさい」
こちらは別れの挨拶というと微妙ですがクドが理樹に寝る前にかけた言葉。
スパコーイナイは「静かに」という意味で、直訳すると「穏やかな夜を(よい夜を)」となります。こちらも英語の「Good Night」と同じ構造になっています。



4、告白編

挨拶からいきなり告白に飛びます。なぜならこれはクドから学ぶロシア語だからです。クドと理樹は日常会話を日本語で行っているのでロシア語がなかなか出てきません。
筆者が解説するのに疲れたとか難しくなってきたとかそういう理由ではないんだからねっ!
クドファンの皆様ならこちらの「ぶらっくほわいと」をお覚えなのではないでしょうか?
Я люблю тебя(やー るぶりゅー てぃびゃー)「私はあなたのことを愛しています」
今回ばかりはリトバスの原文ママで書かせていただきます。
直訳通りです。夏目漱石風に言うならば「月が綺麗ですね」二葉亭四迷風だと「わたし、死んでもいいわ」になります。
ここで出てくるЯ(やー)とТебя(てぃびゃー)は人称代名詞となります。英語の「I」や「You」にあたります。てぃびゃーの方は名詞が変化している形です。基本形はТы(ティ)になります。
こちらの言葉は人に対してだと大仰な意味合いになるのですが物に対してだと好物ですぐらいのニュアンスになります。「わぁいぽてちあかりぽてち大好き」みたいな感じです。
人に対して恋愛感情的なものではなく好きだという場合は
Мне она нравится(ムニェ アナ ヌラービッツァ)「わたしは彼女が気に入った」
というものを使った方が無難です。

ただ、りゅぶりゅーも複数人に対して使うのであれば恋愛感情ではなく親愛の表現として使用できます。
Я люблю вас(ヤー リュブリュー バス)「わたしはあなたたちが大好きです」
この場合のバスは「あなたたち」という人称代名詞になります。基本形はвы(ヴィ)です。
ただし、このヴィはあなたたち以外に目上の人に対する「あなた」という意味合いもあります。ティが親しい相手を呼ぶときに使うのに対して、ヴィは目上の人やあまり親しくない人に対して使います。前者が「君」や「お前」ぐらいのニュアンスに対して、後者は「あなた」という感じです。
ただし今回はあなたたちという複数人に対するものとして使用しています。
このセリフをいつも仲良くしてくれている家族や友達にぼそっと笑顔で言ってみるのもいいかもしれません。普段恥ずかしくて感謝を伝えられない方におすすめです。



5、最後に

とりあえず今回はこれで終わりです。
筆者のロシア語能力の低さと執筆期限的な意味であまり多く解説できなかったのですが、これでちょっとでもロシア語に興味を持っていただければな、と思います。
もし、次回があるのならばもう少し普段に使える言葉の解説や、クドわふで出てきたロシア語の定例会見の文字起こしとかできたらなーとかいろいろと考えています。
それでは今回はこのあたりで終わりです。
До свидания!!

あ、ちなみに筆者はリトバスだと小毬ちゃん好きです。
そして小毬アフターを熱烈に希望しています!
同人で制作している人!是非とも小毬アフターを制作してください!(切実)



6、おまけ

Новый(ノーヴィー)「新しい」
クドわふで出てくる宇宙衛星にもつけられている名前。
能美クドリャフカという名前は筆者がНовый(実際の変化はНовая) Кудрявкаつまり「新しいクドリャフカ」をもじってつけたものではないかという推察が可能です。
実際のクドリャフカは1番最初に宇宙に飛び立ったが、生きて地球に戻ってこなかったが、新しいクドリャフカは宇宙に行き、そして戻ってきてほしいという意味合いがあるように思われます。

Ты не одна.(ティ ニ アドナー)
Всегда рядом.(フシグダ リャーダム)
Жить вез тебя, Я не могу.(ジーチ ビス ティビャー、 ヤー ニ マグ)
日本語訳すると「君は一人ではない」「いつもとなりにいるよ」「僕は君なしには生きられない」となります。
これは、リトバスでクドが理樹に言って欲しいと頼んだ言葉です。
何とも素敵な言葉です。クド好きのみなさんはポスター、フィギュア、画面に向かってかっこいい発音をしながら呟いてみるとダンディな感じを醸し出すことができるかもしれません。傍から見たらキモそうですが…。

We are starduster!(うぃーあーすたーだすたー!)
解説不要ですね。クドわふたーをプレイされた方々はきっと星屑のひとびとなったことでしょう。
プレイされてない方は是非クドわふたーをプレイしてください!そしてみんなでうぃーあーすたーだすたー!と叫びましょう!(筆者はクドわふでは椎菜ちゃんないし有月姉妹が好きです)




【レビュー】Scarlett~スカーレット~



日常と非日常
その境界線を、越えた時――。



第一次(?)ねこねこソフト最終作Scarlettのレビューです。


・シナリオ

いい意味で「B級スパイ映画」みたいな作品でした。
Chapterが4つに分かれており、それぞれのChapterで完結する形になっています。
1つのChapterが1~2時間程度で、映画のシリーズものみたいな感じがしました。


特別な人間ではない主人公明人(といっても官僚の息子とかいうエリートですが^^;;;)が諜報員と出会う。
彼らの「非日常」の世界に憧れ、自らも諜報員となり、諜報員として過ごしていく日々を描いています。
熱いバトルであったり、壮絶な鬱展開といったものはなく、クール(死語?)な感じです。
デモムービーの雰囲気が作風と同じと考えていただければと思います。
スパイ映画とか弁論好きな方から見たら、諜報員たちの交渉シーンでいろいろとツッコミを入れられるところがあるのかもしれませんが、僕は楽しめました。
また、ねこねこソフトの作品に一貫している「生きるということ」を今回もそれぞれの生きざまで描いています。

以下ネタバレあり(クリックで展開)


Prologue~Chapter1
明人が別当スカーレット兄妹と出会い、非日常へと踏み込んでいく過程を描いています。
また、大体の主要登場キャラの顔見せ的立ち位置にあるかと思います。
ここで明人が抱いていた感想は世の中を端的に表してるような気もしますね。
特に政治においては予め準備されたものを見せられてるだけなのかなーとか思います。

明人の何とも言えない焦燥感は共感できる部分が多かっただけに自分はこの作品に合ってたんだと思います。
すごいヘタレ臭が漂ってるのに日常と非日常の境界線を越えていく姿は映画の主人公のようなかっこよさを感じました。
そして八郎さんの声に吹き、九郎兄さんの男前っぷりに惚れました。
あ、あと制服姿のしずかさんかわいいです^^

Chapter2
最初ミビア共和国なんて国あったっけ?と本気で考えてしまいました^^;;;;
大統領が生きていたというのはご都合主義すぎやしないか?とか思いました…。
火薬の量減らしたりするだけで殺傷能力が低下するもんなのでしょうか?銃は詳しくないんでわかりません(´・ω・`)
過去の出来事をもう少し引っ張ってくるのかなーと思ったのですが、案外あっさり終わったなーというのが印象です。
ただ、そのおかげで読後感はさっぱりしていてよかったです。

intermission:しずか
Chapter2のDVD特典的な短編。
親も知ってましたよーというのと、明人の親離れを描いたものです。
明人が親にもバレずに諜報員として活動していたとしたら、あまりにもツッコミどころ満載になるのでそれをうまくフォローしてましたね。
親外交官なんて高い地位にいるのだからそれぐらい知ってるだろ、という感じですから。

Chapter3
今作で毛色の違う作品となってます。ライター自体が変わっているのもあるのかもしれません(他は片岡ともさん、Chapter3だけは木緒なちさん)
晴れていてもどこか空が暗いというものとシナリオの暗い雰囲気をうまくマッチングさせてました。
旧東ドイツの生活様式とかもしっかり調べられていたように思えます。
他のChapterとは違い、重いテーマを扱っているというのも他と毛色が違う感じがする要因にもなってるのやもしれません。
完成度としてはこのChapterが一番なんじゃないかな、と思います。
不満点としてはしずかがエレナやイリカとは異なり、健康体であるという点でしょうか。
人間のクローニングということを行えるだけの技術があればその部分などにおいてもいじることが可能なのでしょうか?あとテロメアが短くなるという問題とかもしずかに関しては言及されてないというのもちょっとうーんってなります。
しずかと博士が再会するシーンでねこねこソフトきってのキラーチューン(スカーレット2006)を流すのは卑怯だと思います…。

intermission:非日常~Non normal life~ ルール~Rule~
もう一人の主人公である九郎と古い付き合いの美月との距離感を描いた前者と高級諜報員という存在を作りだし諜報員同士のルールを築くきっかけになった過去を描いた後者です。
八郎の父の扱いの軽さに笑ってしまいました。
美月さんはギリセーフだと思います(迫真)

Chapter4
今作のラストを彩るChapterです。
今まで、様々な事案にも用意周到かつ華麗にふるまう、チートキャラ的な九郎さんが劣勢に追い込まれるというラストにふさわしい展開です。
それぞれの日常と非日常というものに葛藤し、それぞれの日常に戻っていくという感じがすっきりした読後感をあたえてくれたのだと思います。
戦術核と騙されて大慌てするマザランの姿は九郎も言ってますが非常に滑稽でおもしろかったです。いや、わかるだろwwwwww
エピローグでさりげなくケーキをくれる九郎さんにまた惚れました。ありがちな展開ではありますけど、グッときました。


sizukasukiii
このシーンが今作で一番のお気に入りです。
しずかさんかっこよすぎ。しかしセリフはかわいすぎ。そしてスパッツ最高!ひゃっほう!
…失礼しました。
この島に近づいて一緒に入る分には撃墜されないのかな、とか思いましたがちゃんと通知してますよね…。





・絵

なんだこの漠然とした項目は・・・と我ながら思いますが背景やキャラの立ち絵、CGも含めたものと考えてください。

基本的に従来のねこねこソフトさんの水準と変わりありません。いい意味で。
CGにおいてはいろいろとどこかで見たことのあるポーズや角度だなと思うのがかなり多くありました。ねこねこソフトさんの過去作をトレスしたような感じです。
これはねこねこソフトさんの集大成でもある本作において今までの作品を楽しんだプレイヤーたちへのサービスなのではないかと思われます。
個人的には最初の米軍兵士やChapter2の将軍のデザインはこわもてのおっさんって感じで結構好きでした。


・システム、音楽

シナリオ的にいろいろと軍事的なものや政治的なものが多いということを考慮した用語集(Cyclopedia)がいろいろと助かりました。
若干解説文がふざけていたりという意味でも楽しめました^^
そういったシステム周りやタイトルロゴはChapter3のシナリオを手がけた木緒なちさんによるものだそうです。
現在もタイトルロゴやシステム、そしてシナリオと企画などマルチロールで活躍する木緒なちさんは今後とも期待しております。
音楽は、いつもながらに雰囲気をうまく出すBGMや主題歌が多かったです。
Scarlett2006はずるいです。これまでのねこねこソフト作品をやってきている人が聞けば感慨深いものがあると思います。


・その他いろいろ

ねこねこソフトさんの一つの売りでもあるおまけ。
FINALということで非常に豪華でした。
過去作の短編であったり、声優さんのコメント、製作陣のコメントなどなどがあります。
いつも通り緊急回避も充実しております(笑)ねーちん怖いよぉ・・・。


今作はねこねこソフトさんが従来より目指していた映画というものに近いものになっていると思います。
(銀色や朱のパッケージにVNで映画らしさを意識したと書かれていました)
雰囲気的には銀色や朱も非常に映画をのんびり観ているような心地よさがあったのですが、あれはシナリオが凶悪でのんびりコーヒー飲んでる場合じゃねえ!ってなってましたので…^^;;;;
コーヒー(あるいは紅茶やお茶)とお菓子を片手に楽しめる一作であったと思います。
点数は80点台ということで…。漠然としてますが…。
飛び抜けたものもなければ大きな欠点がある訳ではない非常に安定した感じです。
ねこねこソフトさんのゲームを何作かやって気に入った方、はたまたやったことのない方どちらにもおすすめできる一作です。

【レビュー】竜✝恋





恋人よ
呪いのように生きて
祝いのように死のう



Nitro+のアミューズメントディスク「サバト鍋」に収録されている短編竜✝恋です。
プレイ時間は1時間~2時間と非常にさくっと終わります。
その短さでありながら非常に完成度の高い物語になっています。

まず目につくは主要な登場人物の固有名詞が一つも出てこないということ。
主人公もその母である師団長も竜も黒の騎士も全員固有名詞がないです。
竜と黒の騎士はそれぞれ「白の竜姫」「竜殺機関第伍版一○刷」という名前がありますが、固有名詞というほどではないように思えます。
つか一度もその名前で呼ばれてないですし。

ストーリー的には一応王道ラブコメディと銘打ってるだけに王道なように見えます。
ただ、ありきたりな物語で終わっていないあたりはさすがニトロさんだなあと思いました。
序盤~中盤は(逆レ○プがあるけど)王道ラブコメディっぽい雰囲気です。
冒頭と終盤当たりはバトルものにもなっています。個人的にF-15っぽい戦闘機が出てきてテンションあがりました^^;;;
戦車は分からなかったです…。詳しい人オナシャス!
1,2時間で終わる短編なのでテンポが非常に良かったです。それが、決して急ぎ足のように感じることもなかったです。
世界観が斬新です。
正体不明の竜に数年毎に襲撃され、いつの間にか退治されていくということが続く世界。
襲われて市街地めちゃくちゃになってるのに、主人公のドライさも斬新です。
ドラゴンに襲撃されて国の危機な感じなのにえらくあっさりとしている辺りに不満を持たれる方もいるかもしれませんが、僕の場合は2年に1度そんなもんあったらもはや危機感すらなくなるんじゃ…って感じで納得させられましたね。
テンポがよくバトルも結構派手にやってくれますので爽快感がありました。


キャラデザはすーぱーそに子などでおなじみの津路参汰氏。
ヒロインである竜の肉感あふれる立ち絵がかわいらしかったです。エロいです。
メカもさすがニトロと言ったところで、いろいろと凝っています。ニトロのメカものは始めてだったのですが、おとこのこの心をくすぐるデザインですね・・・。

音楽は素晴らしいの一言。
BGMはタイトルが分からないのでどれっていうのは言えませんが、どのシーンにかかる曲もいいです。
ボーカル曲も全部いいです。主題歌である「とある竜の恋の歌」はあの曲だけでこのゲームプレイしてよかったと思ってしまうレベル。「萌えて進め!」は・・・ねっwwww

短編故にさくっと終わってしまうのが残念な作品でした。もっとこの世界観に浸っていたかったという感じです。



以下ネタバレあり(クリックで展開)





最後の最後まで主人公たちが恋愛をしていなかったという点がおもしろいですね。
ラストまでの展開はあくまでヒロイン本位の恋愛であり、主人公はそれに身を任せていただけ。
sadendの方の主人公のセリフまで気付かなかったのでうおおおおおってなりました。
僕自信がsadendのほうを先にやってしまったため、sadendのほうが印象に残ってしまう結果になっているのであまりうまくレビューできない気もしますが・・・。

竜は何物かに恋をし、狂う。
そして英雄に倒される。
という単純明確な物語が形成されることで世界に安定をもたらしているってのしびれました。
恋をして予定調和に身をゆだねる(殺される)ことを望んだヒロインと
恋をして予定調和をぶっ壊す(世界を壊す)ことを望んだ主人公の対比がくっきりと浮かび上がってましたね。
Happyendの方では竜が恋をすることで、歪んでしまった世界(竜が現れ、英雄に斃される)を竜を生かす形で元の世界に戻しているという点も注目すべきなのでしょう。

王道ラブコメディ―というジャンルを隠れ蓑に世界をも変える恋をするという壮大なファンタジーでした。

何か書くことが残ってるような気もするのですがこれでいったん締めで。
気が向いたら追記を書くかもです。

続きを読む

【レビュー】夏めろ




――――忘れないで
    空がこんなに綺麗だったこと。


今は活動停止状態となっているAcasiasoftから発売された夏めろのレビューです。
上のセリフからは想像もできない作品に仕上がっております…。

先の腐り姫で受けた精神的ダメージを癒すために本作に手を取ったのですが、正直ダメージが増えたというか…。


・シナリオ

展開は前半はほのぼのとしたどこにでもあるような学園生活、そして夏休みというものをうまく描いています。
しかしキャラルートに入った途端、豹変します。主人公が。
ネタバレにならない範囲で言うならば主人公が突如理性を喪失し、獣のようになります(下半身的な意味で)
事前に他サイトのレビューなどを見ていましたが、まさかここまで豹変するとは思わず面喰いました(笑)
実際に身近にいたら確実におまわりさん、こいつです状態になりますので主人公に不快感を示す方が多いと思われます。
かくいう私もこの主人公はないわーって感じです^^;;;
まともだったと思えたルートが1つしかなかったという。
前半部分の日常パートもこれといって特徴のないキャラクター同士の掛け合いで思わず続きを読みたくなる!というような感じではないです。
ただ、高校生のなんかグダグダした日常をうまく描いているようにもとらえられるかもしれません。
もし、ライターの木之元みけ氏がそれを狙って書いているのだったらすごいです。
それと各ルートがかなり尻切れトンボ的に終わっていきます。
「俺たちの物語はこれからだ!」的な具合で終わって、その後のエピローグなどもありません。
シナリオ的にはこれでいいのですが、そういうのが苦手な方はご注意ください。


・システム、絵&音楽

絵はシンフォニック=レインやラノベなどで大活躍中のしろ氏が手掛けています。
美夏は最初ファルシータさんかと思いました^^;;Look at me~♪
絵については正直分からないのですが、立ち絵やCGで違和感を抱くものも結構あったりします。
それと塗りが白めの色なので顔色が悪く見えるという人もいるかも。
ただ、しろ氏の絵が好きな方にはそれだけでも本作を購入するだけの価値はあると思います。
全体的に幼い感じですがどのキャラもすごくかわいいです^^
そのためキャラクターもあまり個性的という訳ではないけどかわいく見えてくるような…!?

音楽や演出は可もなく不可もなくという感じです。
映像演出はほとんどなかったですが、特筆すべきはH-Customなる怪しげなシステム(笑)
射○位置などは選択肢にありがちですが、足コキにおける靴下の有無やらヒロインのヘアの有無、はたまた主人公のチ○コが包茎かどうかなんてものも選択できます。(ちなみにメーカー推奨は包茎)
この意味不明な充実っぷりでHシーンは十分お楽しみいただけるかと思います!知らんけど。
音楽はのんびりとした夏というものをうまく演出していたと思います。
あとHシーンの何とも言えない淫らな感じも…(笑)


全体的な評価をするならば75点あたりが妥当な作品です。
大きな矛盾や穴がない一方で、これといって唸るようなシナリオが展開される訳でもありません。
主人公がアレなので5点減点で70点にしてもいいかも^^;;;
ただ、ネタバレの方に書こうと思ってますが今作はエロゲーの中でもかなり異色な作品です。
そういう意味ではこういうエロゲもあるんだよという感じでおすすめしたくもなります。


以下ネタバレあり(クリックで展開)




蘭(いいんちょ)とつぐみ様の豹変ぶりが怖かったです…。
特に前者は普段の様子からは想像できなかった分、びっくりしました。

今作は性的SM診断ツールとしても立派にご利用できると思います^^
秋・橘花ルートのHシーンが気に入った方はS
つぐみ様、お嬢様(蘭)ルートのHシーンが気に入った方はM
という感じで。
美夏ルートはどっちでもない感じですねぇ…。
といっても、つぐみ、蘭ルートはいろいろと小道具をお使いになられるのでそういう属性の方はそっちに流れるかもしれませんねぇ…。

性的なお話はこのくらいにしておいて。


今作は先の腐り姫同様、「現実」を映し出した作品だったと思います。
腐り姫の場合とは異なった形ではありますが、エロゲーにありがちな「理想」とは違った道を進んでいってます。
今作の舞台設定として高校3年の夏休み前~夏休み明けとなっています。(あくまで演出上だよ!実際はみんな18歳以上だよ!)
大学受験という大きな進路を目前とした時期であり、高校というクラスという単位や学校という単位で様々なことを経験する場と離別する前という不安定な時期でもあります。
いわゆる青春の季節というのは高校までのことを指しているはずなのですが、そういった最後の青春を彼氏彼女と謳歌したい!という欲求と進路への不安に大きく揺れ動いています。
そういった部分をうまく描いているように感じました。

今作のヒロインと主人公の関係は非常にあっさりしてます。
シナリオゲーにありがちなヒロインの秘めたる過去!とか内に秘めた想い!といったものを理解して心を通わす感動的なものなんざございません。
そもそも主人公がヒロインを好きになる動機は全部「可愛い」という見た目の印象です。
出てくる女の子にところ構わず「可愛い」と思っていて、その中からたまたまよく接した人間が好きなのかも?と思って口説いたり、既成事実を作り上げようとしていきます。
一応、橘花や蘭は過去のトラウマやら出来事というものを引きずっているというのですが、どちらもギャグチックに落とし込められているのであんまし効果を発揮していません。
蘭にいたってはトラウマはどこにいった!?って感じで途中から迫ってきますし…。

しかし、高校生の男女関係というのはこんなものではないでしょうか?
お互い見た目に惹かれ、ちょっと話してみて合うなって感じたらとりあえず付き合おうとするもんだと思います。
主人公の性欲はちょっと桁違いですが、高校生ぐらいだとかわいい女の子にいつも目移りするぐらいが普通なのではないでしょうか?
そういった意味では非常に「現実」に根差したものでしょう。
ラストも、この先ヒロインとずっと付き合ったで居続けるとは限らないしいつか別れるかもしれない、でも付き合っていた期間は大切な思い出になるんだみたいな考えもリアルです。
エロゲーでありがちなエピローグで数年後も仲良くカップルとかいつの間にか結婚、出産というのはとても理想的な形です。
僕もどっちかというとエロゲーでありがちな理想のカップル、夫婦みたいなのが好きですが、現実はそう甘くはないです。
そういうものをエロゲーというジャンルで描き出したというのは非常にすばらだと思います。
惜しむらくはこの作品を最後にブランドが活動停止になってしまっているということですね…。
この路線で作品を出していけば萌えゲーやシナリオゲーが大多数を占める今のエロゲーに新しい可能性を吹き込んでいたのではないかと思ってしまいます。
あとは、兄妹と言えども愛が芽生えればそれぞれ男と女という性として現前するという構図はとあるゲームと同様でしたね。こちら側はあまりインモラルな雰囲気が出てなかったですが…。それはそれである意味リアルなのやもしれません…。
身近にそういった異性の家族と関係を持ってるというような人を知らないんで実際のところはどうだか知りませんが…^^;;;;


とここまで絶賛しましたが、不満点は結構あります。
システム面ではバックログがマウスのホイールでなかなか出てこないです。(これは僕のマウスが相性悪かっただけの可能性はありますが)
日常パートがある意味リアルなため長々と見せられると結構退屈してきます。
大体はテンポよく進んでいってくれるのですが、たまに助長が過ぎる部分が…。
あと、各ルート入ってからの主人公の野獣っぷりが鼻につきます。
性欲に身をゆだねるという意味でリアルなのかもしれないけど、いとこ相手やら女友だち(親友)相手にいきなり襲いかかるのはダメでしょ…。レ○プとして訴えられてもおかしくない。それともあれすらも現実的なものなのだろうか?
しかし、一番まともにみえる秋ルートでさえいきなりムラムラっときて青○ですからね…。
主人公がダメ!というPOVが似合う主人公です^^
この主人公自体をプレイヤーのメタキャラというレビューもあったのですが、さすがにゲーム上のヒロインにいちいちかわいいなと思って欲情はしないでしょ^^;;;;…そう信じたいです。


パッと見は特徴のない凡作に見える本作ですが、リアルな風景を描き出したエロゲーでは非常に稀少な作品であったと思います。




【レビュー】腐り姫【追記あり】




腐る、腐りゆく、世界――――――


エロゲ業界でも独特の雰囲気を醸し出すライアーゲームの作品です。
今作も異彩際立つ雰囲気の作風でした。

いざレビューを書こうにもどう書けばいいのか悩んでしまうのですが(笑)
一言で表すとすれば「淫モラルホラー」という説明が見事に的を得た作品だったと思われます。
淫靡でどことなく郷愁と恐怖を内包した狂気のお話です。
何言ってんだこいつって感じですがプレイした方は何となくわかってもらえるのではと思います。

本作の特徴は何よりもその雰囲気。
シナリオが進行していくにつれてとてつもない生理的(倫理観的?)嫌悪感にさいなまれていくのですが、投げ出さずに続きを読もうと思ってしまう。
和風+田舎+昭和臭(郷愁)+ホラー+インモラルという組み合わせが成しえた見事な雰囲気。
なかなか言語化するのが難しいのですがずっと浸っていたいような気分になりました。
正直そう感じる自分にすごい身震いしてしまうのですが・・・。

もう一つの特徴としては絵です。
立ち絵もそうですし背景画も他作品とは違った趣となっています。
多くの人がきっとこの絵をデモムービーなりHPで見て回避したと思います。
ただ、この絵が雰囲気の良さを引き立ててくれてます。
慣れるまでちょっと時間がかかりますが、慣れるとむしろこの絵じゃないと・・・となってきます。

音楽もいいです。
OPにかかる「腐り姫の伝説」や「樹里のテェマ」「夢のきざ橋」と和風テイストなBGMが多めです。
一応夏が舞台なのですが曲のイメージだけだと冬のほうが似合ってるかも?

キャラについては・・・。みんな狂ってます。
どのキャラが好きというのは感じなかったですね・・・。そういうゲームじゃねえから!
とりあえずきりこさんはお帰りください^^

映像であったり立ち絵、CGの枚数やエフェクト等は発売された時期(2002年)を考慮すればこのくらいで妥当かと思われます。ただ、CGはちょっと少なく感じるかもしれません。
作品の出来だけで言うならばこの当時のトップレベルの出来かと思われます。
ただ、シナリオゲーが多くみられるようになった今比較するならば粗さが目立つやもしれません。
シナリオ展開自体も目新しいものではなくいろんな作品が通ったようなものです。
実際はこの作品がむしろ以後の作品に影響を与えていったと考えるべきなのでしょうが・・・。

そんな感じで出来の部分では不満が残るやもしれません。
それでも、今作は様々な名作と比べても遜色ないものだと僕は思いました。
雰囲気、テーマが他作品と異色であり、突き抜けた感じがします。
他の名作が完成度の高さを行くならば、こちらは独自色を全面に出した異端作とでもいうのでしょうか。
そんな印象を受けた一作でした。
点数にするならば80点台後半ぐらいでしょうか?人によっては90点を文句なしで叩き出せるような作品でした。

追記
プレイ時間は大体10~12時間程度かと思われます。


以下ネタバレあり(ブログの設定上伏字があります、ご了承ください)

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【レビュー】Rewrite Harvest festa!



言わずと知れたKeyの最新作です。
本作はRewriteのスピンオフ+ファンディスクとなっています。
各ヒロイン(小鳥、ちはや、静流、朱音、ルチア、篝)のスピンオフと、システムボイス、壁紙、ミニゲーム、その他特典が同封されております。

それぞれのスピンオフは1~2時間程度でさくっと終わります。ライター陣は「Rewrite」と同様だと思われます。
ファンディスクのスピンオフというと、作中でヒロインと結ばれた以後のいちゃラブストーリーというイメージが強いのですが、今作はいちゃラブ一辺倒という形ではないです。むしろ、一つの短編として出来の良いものが集まっています。
各ライターさんの印象としては、やはり田中ロミオ氏のシナリオが頭一つ抜けているなーという印象です。
特に篝ルートはよかったです。
一方でルチアルートの竜騎士07氏。「Rewrite」でのルチアルートは正直好きじゃなかったんですが、今回は結構面白いです。ただ、テーマがテーマだけにもうちょっと深く掘り下げてたらもっとおもしろくなったんじゃないかなーという気持ちがあります。オリジナルルートが彼の色が強く出ていたのに対して、今回はKeyの作風に合わせたように感じました。

そして今作のメインコンテンツ(?)であるミニゲーム。
ダンジョン攻略型のRPGです。
Rewriteの各キャラクターを駆使してダンジョンにいるボスを倒して奥の階層へと向かうという形式です。
正直ここはまだ途中までしかやってないのでシナリオがどうだった、というのは言えないのです。
ただ、システム面は割と凝っていて市販されてるRPGのようにパラメータ配分やスキルをスキルポイントで覚えていく、合成システムなどがあります。
これが結構ハマります。合成中のデフォルメ小鳥ちゃんはめちゃくちゃかわいいです(小鳥好き補正かもしれんが・・・)

瑚太朗がフルボイス化しています。
ただ、これ森田さんの声そのまんまじゃね?wwwwとか思ってしまいました。
イメージとしてはあってていいんですが、ラジオRewriteでの森田さんのイメージが離れない^^;;;
え、小鳥さんと斉藤千和さん?別人ですよね?(すっとぼけ)

プレイ時間はシナリオ6時間+ミニゲームプレイ時間という感じです。
ミドルプライスと考えれば、特典込みで割とお得な感じだと思います。
点数ですが、評価外ということで。ファンディスクをどう採点すればいいのか分からないので^^;;;
敢えてつけろというのならばコスパを考慮して80点台には入ると思います。


まとめ:小鳥さんは瑚太朗の嫁。異論は認めない。

以下ネタバレあり

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弥生ちゃんかわかわ
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間宮卓司様

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4人でやってるので、記事によって文体が違います。
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