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素晴らしき日々 考察


【素晴らしき日々~不連続存在~】応援中!

素晴らしき日々の考察です。
論考を読んで改めてやってみると、すごく面白くて興奮してしまいました^^

めちゃくちゃ長いけど、それなりに考察してあるので、
できれば読んでくれたらうれしいなっ☆
ただ、日本語がわかりにくくてところどころ分からないかもしれない(-_-;)



以下ネタバレ
絶賛テスト期間中ではあるが、いい機会だし素晴らしき日々の考察でもしようかと思う。
考察部分はもちろん「終ノ空Ⅱ」
ここではウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」の考えも参考にして考えを進めていく。
その理由は以下の由岐さんのセリフからも想像できる。

由岐「その議論…哲学者ヴィトゲンシュタインのものだよね…」


まずは音無彩名の次のセリフから考えていこう。

彩名「仮定7…すべての存在は一つの魂によって作りだされた…」
「たった一つの魂がすべての生命に宿れば問題ない…」

さて、これはどういうことだろうか。
一見、「この世界すべては自分の意識内容にすぎない」とする独我論的なセリフのように感じるだろう。
そして次の彩名のセリフからもその考えが正しいことがわかる。

彩名「この説明こそ…世界の謎を多く解き明かすとも言える…」

さて、ではまず独我論について話す前に、簡単にではあるが「論理哲学論考」について説明しておかなければならない。
まず「世界」とはなんなのか。
それは「私」の「論理空間」である。
論理空間とは「私」の知っている固有名詞・性質・関係性(これは論考的に言えば「名」と呼ばれるもの)、そして論理語によって成立しうる「可能世界」のことで、例えば「富士山」「友達」はもちろんのこと「(固有名詞としての)私」まで含まれ、他にも「赤い富士山」「黄色い友達」というものまでありとあらゆる可能性があるものが含まれている。
まぁ簡単に言えば、「語られうるもの(考えられるもの)」は全部「論理空間」に含まれていて、それが「私」の「世界」なのだ。

彩名「惨めなあれも、汚いあれも、美しいあれも、誇らしいあれも、すべてが”私”…」
「世界は”私”だけでできている…だから、私はあなたを理解する」
「あなたの痛みを理解する…あなたの悲しみを理解する…あなたの喜びを理解する…」
「世界は無数の”私”があるだけ…」

上のセリフも
つまり、“友達”という他者も「私」の「世界」に含まれているため、一つの魂がすべての生命に宿る、という考えもあながち否定しきれないと思っていただけたのではないだろうか。
この「世界」にいちいち「私」がつくのかといえばそれは後から説明する。

それにしても、このセリフは「鏡の世界に私はいない」の歌詞と同じではないかと今更ながら気がつく。
いやはや、恐れ入りました。


ところで、この作者は「このゲームの多重視点はこれで説明できるよー」ということが言いたかったがためにわざわざ論考の考えを持ってきたのだろうか。
いや、私はそうは思わない。

それは、「素晴らしき日々」のファンブックにも書かれていたことであるが、この作者が本当に言いたかったことは「素晴らしき日々」であるからだ。
我々は「終ノ空Ⅱ」から、この言葉を導き出さなければならない。

さて、話は変わるが、考えられるものが「世界」であるならば、考えられないものとは一体なんなのだろうか?
比喩的に「世界の外側」なるものがあったとして(ないのだが)、そこには一体なにがあるのだろうか?
それは「語りえないもの」である。

彩名「仮定7ならすべてに説明はつく…あなたが感じた、この不可解な世界すべてに…」
由岐「説明がつくなら何だってそうだよ…いくらでも説明なんてつけられる…」
由岐「神様が五分前に世界を創った…火星人が来て全人類の記憶をおかしくさせた…どんな馬鹿馬鹿しい説明だって出来てしまう…」
由岐「でも…それらは…」
彩名「語りえないもの」

この「語りえないもの」の中には、もちろん「ナンセンス(語る必要のないもの)」も含まれているのだが、論考的に言えば「幸福」「倫理」「美」といったものもある。

ところで、上のように超越論的に「世界」を俯瞰している「私」とは一体どこにいるのだろうか?
それは「世界の外側」でしかありえない。
「私」は「幸福」「倫理」とともに「語りえない」領域に属しているのである。

昔音無彩名は「私(プレイヤー)」である。というのが有力であったような気がする。
だが、この解釈はやはり間違っているのではないかと思う。
それは音無彩名ですら「世界」に属しているからだ。
だから私はこう思う。

「私」はあくまでも「私」である、と。

最後に、彩名との会話を終えた由岐は次のようなセリフを言う。

何故空は青いのだろうか。
空を青いと感じるのはなんなのだろう?
その青さは、それを「青い」と感じるのは
たぶん――
   ――だ。

この「――だ」の部分にはなにが入るのだろうか?
ここまでのことを考えれば、そこに入るのは一文字だろう。
「私」である。

 空は、どこに続いているのだろうか……。
 たぶん、
 世界中の空とつながっているんだろう……、
 だとしたら……この空と――
 ――終ノ空。

終ノ空につながってはならない。
それは「死」そのものだから。
「死」はこの「世界」にあってはならないものだから。

そして物語のラストは急速に日常へと帰っていく。
なぜならば「私」が「生きて」いかなければならないのは

「素晴らしき日々」なのだから


「いいえ、いきましょう」
「その始まりの地点へ…」




【追記】
あれ、ユーリアのブログ改めて見直してみると彩名=作者説じゃん!
…まぁいいか!
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KMT(希美香ちゃん、マジ天使)

作者説はあくまで(2010年の)僕自身の解釈です。
プレイヤー説も結構根強く存在していると思いますよ?
ただ、僕はそれをEVER17を例にとって指摘を行ってますが。

作者説においてはここでされている論と類似している点が多いと思います。
まあ、最終的に「音無彩名」という存在をどう見立てるかという部分であくまで作中世界に存在する「私」と定義するか、その作中世界の創造主たる「作者=Sca-自氏」と定義するかという部分で大きな差異が認められます。


あと、個人的な感想としては、ここのエンディングにおける解釈が僕がブログに書いた解釈を見事に批判した形になっていてはっとさせられました。いや、ほんと。

考察中(考察厨)

さてさて、これを書き終わって「全ての問題はここで根源的に解明された。」と言い切れないところが僕とウィトゲンシュタインとの違いなのだろうが(当たり前だが)、この問題について未だに考えたりしている。
以下新たな考察


この上の記述で「私」と何度も書いて、結局その存在を曖昧にしているが、
そんなことで問題を解決できたといっても良いのだろうか。
いや、ダメだろう。
語りうることについては明晰に語らなければならない。

だから私は「私=プレイヤー」説を全面的に押し出そうと思う。
そして、それにともなって、
彩名=由岐=卓司=皆守=・・・(=私=プレイヤー)という等式が成り立っていると考えている。

論考にもあるのだが、独我論的な世界観を実感するのは少し無理がある。
「世界」は「私」の「世界」?
その「世界の外側」とは一体何で、そこにいる「私」とは一体どういう存在?
実感できないことばかりである。

そこで、このゲームと我々が生きているこの3次元的な世界のことを対比させてみたいと思う。

ゲームの世界=3次元的な世界
プレイヤー=私

という等式が成り立つと思う。
この「プレイヤー=私」がわかりにくいと思うが、このゲームの世界を俯瞰的に眺めているプレイヤーと論理空間を作ってそれを俯瞰的に眺めている私は同じと言えるのではないか?
そんなことを考えてしまう。
ただし、ここで気を付けなければならないのは、それぞれの「世界の外側」という概念である。
対比関係として「ゲームの世界=3次元的なこの世界」という等式を成り立たせたが、ゲームの世界の外側はこの3次元的な世界なのである。
それだけは間違ってはならない。

そして、それが成り立つとするならば、この私たちが生きているこの3次元空間こそが「素晴らしき日々」といえるのではないか?
これはなんの根拠もないのだが、論考では幸福なのは「私」のみになってしまうが、この解釈ではこの3次元世界すべての人が「素晴らしき日々」を生きることができる。
それは他者性を否定するのではなくて、みんな(このゲームをプレイしている人々)「素晴らしき日々」を生きているんだよ、という作者からのメッセージにも受け取れるのである。



この考察は別にユーリアの批判してるつもりはないんだけどね(´・ω・`)
そして、これをまた書いて作中世界に存在する「私」をまた否定してしまってるけど、
この意見に対して物申すならば僕はいつでも考えを改める準備ができているので
いつでも言ってね^^
というか、これだけ論考の考えにそって考えているが、論考の誤読が一番怖い・・・。

それにしてもこんなに書きまくってまさに自己満足!

そんな私は批判(され)厨

僕としては批判って言葉を好意的な意味でよく使うもんでして…^^;;
「ここはこういう解釈でもいけんじゃね?」みたいなアドバイス的な感覚を僕が感じて、それを批判という言葉を用いてるだけでして、「あー、それ結構しっかりとした論旨やなあ。僕の奴はここに穴があるんかなあ」とコーヒー飲みながらしみじみと読んでました。

まあ、これが「お前のあの考え穴ありすぎだろwwwあほちゃうんwwwwwwwwwwwねえねえ、今どんな気持ち^^」みたいな感じで煽られたら顔真っ赤になりますけどね!^^;;;;;;;;;;;

そして、僕自身論考を精読できてないんでこれに対する何らかのコメントができないですわ…。
また、暇になったら精読(&解説本読み)しときます…orz
弥生ちゃんかわかわ
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間宮卓司様

Author:間宮卓司様
やったゲームの感想などを書いてます。
4人でやってるので、記事によって文体が違います。
好きなゲームはいろいろ。
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そしていろいろな場所に住んでおります。


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