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【レビュー】屋上の百合霊さん




ライアーソフト記念すべき第30作品目となる「屋上の百合霊さん」です。
ライターさんは「サフィズムの舷窓」や「腐り姫」などの制作に携わったことのある睦月たたら氏です。

タイトルの通り「百合」ものです。
昼休みに屋上で一人ぼーっとしているのが日課となっている主人公結奈が学校に棲みつく(?)サチと恵の2人の幽霊と出会い、学校内にいる百合カップルを成就させるために奔走するお話です。
複数いる女性同士のカップルを成就する手助けをすることを通して結奈の内面の成長していくという学園ものの王道みたいな作品でもあります。

本作の特徴といえば百合ということと、登場人物が女性だけというところにあると思います。
エロゲーなので男性が登場しないと絵が映えないところがあるなかで立ち絵キャラで男性キャラが一人もいません。
声もなかったような…?一応先生役で男性はほんのちょっと出てきますが、それ以上には出てきません。
百合を求める人間からすれば、喜ばしい限りかもしれませんが、その他の人からすればあまり気にならないと思います。
いや、むしろ物足りなさを感じるかも…?
僕は百合好きですけどいてもよかったと感じてます。複数カップルですからそういうのもアリやったかもと思ってます。
そっちのほうが百合展開的にも幅が広がってよかったかも…?

原画自体は少女マンガっぽくてエロゲっぽくない感じです。
ただ、僕はエロとかを求めてやってた訳じゃなかったので好きです。
この作品の特筆すべきはメガネキャラがかわいいということ。
ヨスガノソラのKMBをはじめとしてメガネキャラは僕自身あまりピンとくることがなくて、メガネキャラで好きになるっていうのがほとんどなく、むしろKMBうぜえええええええみたいな感じを抱くのですが、今作のメガネキャラ(桐、阿野)はかわいいです。
特に阿野ちゃんは全キャラを通しても圧倒的な可愛さがあると思います。
でも一番好きなのは結奈ねえですね!りのさんボイスが素敵ぃぃっ!(声豚でごめんなさい)

全体的に小ざっぱりとした感じになっています。
ただ、あまりにもさっぱりしすぎている感じもあり、物足りなさを感じました。
高校生たちが登場人物ということもあり思春期っぽい甘酸っぱさやら突き抜けた感じやらといったものがあり、そういうのが好きな僕としてはそれなりに楽しめました。
主人公である結奈視点を中心にお話は進んでいくのですが、各カップルのそれぞれのキャラ視点というのもあります。
つまり複数視点です。
プレイ後にあるアナザーシナリオを含めると全登場キャラの視点があることになるという超複数視点です。
結奈から観た出来事もその当事者たちでは様々な思いを抱えてのものであるということがよくわかるという意味では成功しているのですが、視点が多すぎて感情移入しづらいかも?
あと、結奈視点である程度見たエピソードをもう一度各キャラ視点で追体験するということで「またか」という感じにもなるかもしれません。
システム上それをすべて見ないと次に進めないということもあって、途中でだれてくるかも?

システムについてはカレンダーにそって一つ一つのエピソードを選んでいく仕組みです。
結構特殊な感じです。ただ、時系列がはっきりわかって結構いいかも?
好きなエピソードを何度も繰り返し見るということが簡単にできますし。
主人公視点→各キャラ視点→次の月という流れで進んでいき、各キャラの視点エピソードは一つのカップルを一気に見るのもありですし、日にちの順番で見ていくのもありという感じでそれなりに自由度はあります。
バックログがしょぼかったりと残念な面も多いですが、このカレンダーシステムはそれだけで売りにできそうです。

エロゲーで百合ものというと結構少ないです。
ぱっと思いつくだけでも「サフィズムの舷窓」「カタハネ」「素晴らしき日々」ぐらいでしょうか?
といっても後ろ二つはあくまでそういう描写があるというだけでそこまで深く掘り下げて書いてる訳でもないですし…。
そもそもエロゲーは男女のにゃんにゃんするものがあることが売りなので女の子同士のはやっぱり少なくなります。
そういった意味では非常に貴重な作品ではあります。
ただ、数少ない百合ゲーだからといって手放しで評価するのもなんか違うと思います。
むしろ、厳しく評価することで「とりあえず百合っぽくすりゃいいんだろ?」みたいな風潮にしないことが大事かと思います。
今作は百合ゲーではありますが、かなり薄いですし、文句の言いたいところが多いです。
女の子同士なんてといった葛藤シーンというものがあまりありません。一応悩むんですが「ま、いっか」的な感じであっさり流れてしまいます。
結ばれるのもこれまたあっさりしてます。
一応百合というか女性同士の恋愛を主軸においた作品なのにその要素が薄くて「え、どういうことなの・・・?」と感じます。
雑誌「百合姫」などの読み切りを何作か読んだ感じ。それなら百合姫のどの号でもいいので1冊買えばいいと思えてしまう。
作品自体の空気感とかそういったものは好きなのにわざわざPCゲームにして割高な値段を払ってまでプレイするということを考えると物足りなさが出てきます。
文量の少なさもそうですがその中での質という部分でももうちょっと欲しかったなーと思ってしまいます。
ひたすらに百合の美しさが押されていた分、当事者たちの葛藤やら同性愛のふりをした異性愛者がいて~とかもっと切なかったり辛かったりする点も出して欲しかったなあと。
今作はそういう意味ではただの「百合賛美」ゲームです。
百合好きの百合好きによる百合好きのための百合のいい部分を押したゲームみたいになっていて、別に百合要素が好きという訳でない方からすれば「何が面白いの?」と感じてもおかしくないと思います。
そんな今作が高評価で迎えられている当たりが隙間産業的な何かを感じてしまいます…。
ただ、数少ない百合ゲーというジャンルをアダルトゲームに引っ張ってきたという功績は素晴らしいと思いますし、決して何かとんでもないエラーであったり、「はぁ?」と思うような超展開とかがあった訳ではないです。
点数化するならば、74あるいは75点といったところでしょうか?決して出来の悪いわけではないけど物足りなさを感じてしまう惜しいゲームでした。

以下、ネタバレという感じではないですが一応





個人的には、くっつくとするなら結奈と阿野かなー?と思ってたので終盤の展開は予想が外れてびっくりしました。
ただ、プレイ後からすると阿野が親友としての立場から結奈を好きでいるという感じになってこれはこれできれいな関係だな、と思いました^^

各キャラインパクトに欠けますが、好感が持てない感じのキャラがあまりいなかったですね。
恵が序盤~中盤にかけてちょっとうっとおしかったけど^^;;;;
個人的には音七も結構好きです。
周りをちゃんと見ているくせに眠いといっていろんなことをめんどくさがるっていうのがね。
ただ、なぜそんだけ周りを見ている感じなのにそれに関わろうとしないキャラなのかといったところを掘り下げてほしかったかな?
結奈がそれに近い感じのキャラだっただけに音七もそうじゃないの?というのが目立つ形になっちゃってて残念です。
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