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【レビュー】FLOWERS -Le volume sur printemps-



発売してから少し時期がたってしまいましたが、「人見知りかつパンツで汗を拭いちゃう系女子、白羽蘇芳ちゃんが、アミティエと呼ばれる同居人たちと一緒にお風呂に入れる関係になるまでを描いたヒューマンドラマ」である、「FLOWERS」のレビューです。(冗談ですが、あながち間違いではないという 笑)
非18禁作品なので、性的描写はありません。
また、登場人物に男性が出てきません(各キャラのセリフで少々登場するぐらいです)。

なんといっても、主人公の蘇芳ちゃんが可愛いです。
今作のメインヒロインは彼女といっても過言ではないでしょう。

suochan.jpg

こちらの画像をご覧ください。
学校の図書館を訪れ、自分好みの本がいっぱいあることを喜んでいるシーンです。
普段は、物静かで深窓のお嬢様なんて言葉がぴったりな蘇芳ちゃんですが、好きなものに対しては年相応に喜んじゃったりします。
ずるい、ずるいですよ蘇芳ちゃん(林檎ちゃん風に)


ringochan.jpg

それと林檎ちゃんもお気に入りです(ほくろが一つの方です)。
のんびりマイペースな彼女ですが、蘇芳ちゃんとお友達になるためにがんばっちゃいます。
姉の苺ちゃんと共に、メインヒロイン2人の出番を食ってしまわん勢いで活躍(?)しておりました(笑)


女の子同士の恋愛と友情をテーマにした物語です。
お嬢様たちが男子禁制のキリスト教学校で友情や愛を育む、という字面から想像するものは大体含まれていると思います。
そういう雰囲気が大好きな方は、間違いなく楽しめるはずです!
また、細部まで丁寧に作りこまれているので、作品に没頭できました。
物語の展開が単調だ、という指摘もありますが、人里離れた女性ばかりの学校、という設定から生まれる展開は限りがありますし、多くの展開の中心になる人付き合いの問題というのは、思春期の子たちにとっては大きなトピックなはずです。
「そういうことあるよね」と思えるリアルさと、物語特有の綺麗さが相まって、いい感じに作品世界に没頭できるようになっていると思います。

ルートは2つあるのですが、片方は完全におまけと言い切ってしまっていいくらい文量も内容も薄いものでしたので、一本道のゲームとして捉えたほうがよいでしょう。
そして、シリーズものだからか、今作「春篇」できれいにお話が終わらず、プレイ後はもやもやとした気持ちになります。
なので、きれいに終わる作品がいい!という方は、全シリーズが出尽くしてからプレイしたほうがいいかもしれません。
また、主人公である蘇芳ちゃんは非常に引っ込み思案です。だが、それがいい
なかなか行動に出ない、そして心の中でいじいじしているシーンを作中で何度も見ることになりますので、そういうのが苦手な方はご注意ください。
あと、明らかに美人なのに、美人と言われると社交辞令なんて思っちゃうくらい鈍感なのですが、そこはあまり鼻につきませんでした(男キャラだと、最近ありがちですし鼻につくのですが…。本当にかわいいって正義なのですね… 笑)。



プレイ時間は、既読スキップや選択肢ジャンプを使用して10時間ぐらいだと思います。
ハーフプライス作品ということを考慮しても、少し短めでしょうか?
ただ、プレイ時間を補って余りあるくらい、キャラの絵と背景、そして曲が素晴らしかったです。
上のデモムービーを見ていただけたらわかると思いますが、ほんとに雰囲気抜群です!
特に曲は、喫茶店で流れていてもおかしくないようなほどの雰囲気のよさです。
曲とシナリオと絵が見事に重なって、プレイ中は吐く息が桜色になってしまいそうでした(笑)


そして、イノグレということで、気になるであろう「推理パート」。
他のレビューでも言われていることですが、あまり期待しないほうがいいです。
物語の中でいろんな手がかりを探っていって、プレイヤーがそれをヒントに謎を解くという感じではなく、知識を問われるものが多かったです。
それも、基礎知識というよりかはキリスト教や文学的素養が求められますので、たいていの人はネットを立ち上げて検索するor攻略サイトを見るという道に向かうと思います。
自分の友達たちを助けるために、蘇芳ちゃんががんばって考えるという展開はいいのですが、プレイヤー側としてはちょっと残念な推理パートでした。


以下、ネタバレありの感想

クリックで展開(ネタバレあり)


今作の一番の盛り上がりは、沙沙貴姉妹失踪事件だったと思います(Chapter6)。
それ以降、蘇芳ちゃんとアミティエの関係がメインとなっていきますが、Chapter6を超える感動をなかったように思います。
そのことから、今作のメインテーマは「女の子同士の恋愛」ではなく、「心を閉ざしていた蘇芳ちゃんが、心を開き、友達を作っていく」ってところにあったように感じました。
なので、百合だけに注目すると少し物足りなさを感じます。
ただ、女の子たちのお友達関係に注目すると、結構楽しめます。
特に、沙沙貴姉妹と蘇芳ちゃんのやり取りは、個人的に満足できるものでした。
みんながみんな世間知らずだからなのか、友達であることがすごい大きなステータスとして扱われていたのも面白かったです。
また、車椅子の少女こと「八重垣えりか」と蘇芳ちゃんの関係もとってもよかったです!
個人的にはこの二人のカップリングが一番のお気にいりで、アンケートはがきのお礼がこの二人の絵ということを知ったときは、人知れず大喜びしてました(笑)
この先、この二人の関係はどうなっていくのか気になります…!


そして…
蘇芳ちゃん(´;ω;`)

あのラスト、蘇芳ちゃんが可愛そうでした…。
二人のアミティエに触発されて、人付き合いに積極的になれるようになった矢先の出来事だっただけに、また蘇芳ちゃんが心を閉ざしてしまうのではないかと思うと悲しいですね…。

あのラスト(マユリの退学)が唐突に見えますが、伏線はしっかり張られていたと思います。
七不思議の中で「真実の女神」だけ妙に強調されていましたし、「真実の女神」の「真実」という言葉に蘇芳ちゃんが違和感を覚える描写もありました。
そのあたりからも、何かあるのでは?と思えるようになっていたと思えます。
また、他のレビューにありましたが、「退学が決まっている優秀な生徒に最後の思い出づくりのために聖母役を任せるという特別措置」を学院が設定しており、それを七不思議という文脈で生徒たちは受け取ったという説が正しいと考えるとつじつまが合うのではないでしょうか。
ダリア先生の直前の振る舞いなど不可解な点はありますが、大方納得のいく仮説だと思います。
問題なのは、その伏線が分かりづらいこと(これは作者の意図かもしれませんが)と、あそこで終わってしまうことでBADENDのように感じてしまうというところにあると思います。
この2点があのラストに唐突さを感じ、もやもやした気持ちにさせてしまう要因でしょう。
しかし、百合作品のシリーズものということを鑑みると、あのラストはマリみてのオマージュ(俗にいう“レイニー止め”)とも解釈できます。
そうだとしたら、 百合好きのひととってはうまいと思わずにはいられないかもしれません。
とはいっても、自分は続きが気になって仕方ないことには変わりがなく、 早く夏篇来てくれー!と思わずにはいられません!
と、完全に製作陣の術中にハマってしまっているような気がします…^^;;


あと…
立花ちゃん(´・ω・`)

中盤以降、立花が蘇芳ちゃんが好きすぎて、半ば暴走してしまいますが、あれ完全に悪役じゃないですか…。
立花はそこまで好きという訳ではなかったのですが、あれには同情してしまいました…。
あの展開があったことで、3人の関係がひとまず修復したあとの、やたら理解のある立花に「まだ何か企んでいるんじゃないのか…?」という疑念を拭いきれなかったです。
立花ルートで、フォローが入るのかな?と思ったら、あまりにもあっさり終わってしまったので、唖然としてしまいました^^;
立花ルートはマユリルートの逆(立花と蘇芳ちゃんがつっくきそうなのをマユリが妨害する)みたなのが来ると予想していたので…。
あんなあっさり終わるなら、ルートなしでもよかったのでは…?とさえ思います。
立花のフォローがあまりなかったため、ネガティブなイメージが残ったままというは、今作のもやもや感を強める結果にもつながっているように思います。
ただ、立花ルートに入るための選択肢を進んでいくと、マユリルートであまり出番がなかったダリア先生や小御門先輩の魅力がいっぱいにつまったエピソードが挿入されていたのはよかったです。

最後に、次回作についての妄想を書きなぐります(笑)
夏篇はえりかが主人公だそうですが、一体誰と百合展開を迎えるのか気になります…!
また、蘇芳ちゃんとの関係もどうなるのやら…。
マユリルートの後なら、傷心した蘇芳ちゃんになっているだろうし、そんな彼女をえりかはどう思うのでしょうか…?
いかん、書いたら気になってきた…。
秋篇はニカイアコンビがメインになるんじゃないかなー?と想像しております。
あの二人も今作を見た感じ一筋縄じゃいかない関係のようですし、ひと悶着ありそうです。
そして、最後を飾る(?)冬篇は蘇芳ちゃんがまた主人公になって、大団円を迎えることを期待してます!
蘇芳ちゃんもなんだかんだ気持ちがフラフラしてますし、マユリと離ればなれになったあとに、別の子とお付き合いしてしまって、そこにマユリが戻ってきて…!?みたいな展開がありそうです(笑)





「百合好きの百合好きによる百合好きのための百合ゲー」です。

なので、あまり百合作品に触れたことのない人からすると、うーんって思うところもあると思います。
特に、綺麗に終わっていないので、1つの作品として見ると消化不良気味です。
しかし、百合作品とはかくありき、というところをしっかり押さえた作品でもありますので、百合作品に少しでも興味がある方は是非ともプレイしてみてはいかがでしょうか?
あと、冒頭に書いた「パンツで汗拭いちゃう」ってどういうこと?という方も是非!(笑)

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プロフィール

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Author:間宮卓司様
やったゲームの感想などを書いてます。
4人でやってるので、記事によって文体が違います。
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