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きっと、澄みわたる朝色よりも、 感想




まず始めに、このゲームは秋にやるべきゲームです。
普段、ゲーム内の季節なんて全く気にしない僕ですら、"もう少し待って秋にやればよかった…" と後悔しました。
それくらい、秋が重要なファクターとなっています。
このゲームを終えた後に紅葉した木々を見ると、きっと感慨深いものがあるでしょう。

・シナリオ

変わってしまった旧友達との再会、奇怪な学校、そして超常現象。
これを含めてまだ3作しかやってませんが、開始して1時間くらいで"あー、朱門さんの作品だなー。" としみじみ感じました。
そして相変わらず、膨大な量の知識が詰め込まれています。
あるいは、知識をひけらかしたいだけだろ、とこの作品を責める人がいるかもしれませんが、そういった人々には朱門さんの作品は合わないように思います。
あくまで、知識は世界観を構成するためのもので、この作品においてのメインは作品中において何度も語られる
"優しさとそれに伴う痛み"でしょう。
とはいえ、330タイムはキャラクターの性質上仕方ないとはいえ、少しうんざりする人がいるかもしれませんね…。
あと、中盤の会話がグダグダ続く部分は少しだれるかもしれません。
面白くないわけではないんですが、似たような会話が続いているように感じました。
それと終盤の解決方法は突っ込みを入れる人もいるかもしれません。
また、一本道ゲーな上にHシーンは1キャラ1回程度と、ほとんど無いので、そういったものには期待しないほうがいいですね。
とまぁ、マイナス部分はこれくらいで、全体的に凄く綺麗に纏まっていた作品だと思います。

以下ネタバレあり(クリックで展開)


各章ごとに少しずつ感想を書きますと、
まず1章、これはキャラの立ち位置と学園についての説明だったように思います。
明らかにメインヒロインはヒヨですが、アララギもすごく良い娘だったので結ばれて良かったなぁ、という感じでしたし、冗長に感じる前にさくっとぶった切って2章へと進んでくれたのも素晴らしかったかと。

次に2章、過去編で少しうるっときました。bgmがずるい。
主人公が滅茶苦茶強いのはいつも通りなのでスルー。慣れは怖いですね。
呪いにより皆が少しずつ変化していく様を描くためには仕方が無かったとはいえ、上で書いたように少し会話が長くてだれました。
しかし、終盤のそれぞれの決意と行動は非常に良かった!
2章は盛り上げるのがうまかったので、3章はやくやりたいって気持ちになりましたね。

そして3章、2章までを問題編とすると、3章は解決編でしたが、これも終盤が良かったなぁ。
今作はいつもの名前ネタだけでなく、地名や伝承といったものもしっかり考えられていたので若によって明かされていくのは非常に面白かったです。

結果報告となる4章、ループにおける記憶を基にそれぞれがやり直していく様を見ると、あぁ終わったんだなぁ…としみじみ感じました。
何と言うか、すごくすっきりして、爽やかな終わり方だったように思います。

何よりもこのゲーム、前作『いつか、届く、あの空に。』では世界観の解説、今作における3章のような解決編ともいえる部分において主人公達がほとんど関わらず延々と説明されていったのですが、今作では全て主人公達が絡んでいたこと、彼らが物語を完結まで導いたという事が素晴らしかったと思います。


・絵

基本的にエロゲは絵が綺麗なので、特に絵について言及することは無いのですが、今作に関しては語らざるを得ません。
何故か?
そう、ヨダ絵です!


お分かりいただけただろうか。
ギャグシーンにおいてこのシュールな絵が続々登場するのである。
本当ヨダ絵最強だわ…。



最後に。
繰り返しになりますが、これは秋ゲーです。
これからの日々、暇だなーと思ったら、きっ澄みをやってみてはどうでしょうか。
すごく綺麗に終わりますし、朱門さんの作品の中では一番やりやすいゲームだと思うので、おすすめです!
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【レビュー】Scarlett~スカーレット~



日常と非日常
その境界線を、越えた時――。



第一次(?)ねこねこソフト最終作Scarlettのレビューです。


・シナリオ

いい意味で「B級スパイ映画」みたいな作品でした。
Chapterが4つに分かれており、それぞれのChapterで完結する形になっています。
1つのChapterが1~2時間程度で、映画のシリーズものみたいな感じがしました。


特別な人間ではない主人公明人(といっても官僚の息子とかいうエリートですが^^;;;)が諜報員と出会う。
彼らの「非日常」の世界に憧れ、自らも諜報員となり、諜報員として過ごしていく日々を描いています。
熱いバトルであったり、壮絶な鬱展開といったものはなく、クール(死語?)な感じです。
デモムービーの雰囲気が作風と同じと考えていただければと思います。
スパイ映画とか弁論好きな方から見たら、諜報員たちの交渉シーンでいろいろとツッコミを入れられるところがあるのかもしれませんが、僕は楽しめました。
また、ねこねこソフトの作品に一貫している「生きるということ」を今回もそれぞれの生きざまで描いています。

以下ネタバレあり(クリックで展開)


Prologue~Chapter1
明人が別当スカーレット兄妹と出会い、非日常へと踏み込んでいく過程を描いています。
また、大体の主要登場キャラの顔見せ的立ち位置にあるかと思います。
ここで明人が抱いていた感想は世の中を端的に表してるような気もしますね。
特に政治においては予め準備されたものを見せられてるだけなのかなーとか思います。

明人の何とも言えない焦燥感は共感できる部分が多かっただけに自分はこの作品に合ってたんだと思います。
すごいヘタレ臭が漂ってるのに日常と非日常の境界線を越えていく姿は映画の主人公のようなかっこよさを感じました。
そして八郎さんの声に吹き、九郎兄さんの男前っぷりに惚れました。
あ、あと制服姿のしずかさんかわいいです^^

Chapter2
最初ミビア共和国なんて国あったっけ?と本気で考えてしまいました^^;;;;
大統領が生きていたというのはご都合主義すぎやしないか?とか思いました…。
火薬の量減らしたりするだけで殺傷能力が低下するもんなのでしょうか?銃は詳しくないんでわかりません(´・ω・`)
過去の出来事をもう少し引っ張ってくるのかなーと思ったのですが、案外あっさり終わったなーというのが印象です。
ただ、そのおかげで読後感はさっぱりしていてよかったです。

intermission:しずか
Chapter2のDVD特典的な短編。
親も知ってましたよーというのと、明人の親離れを描いたものです。
明人が親にもバレずに諜報員として活動していたとしたら、あまりにもツッコミどころ満載になるのでそれをうまくフォローしてましたね。
親外交官なんて高い地位にいるのだからそれぐらい知ってるだろ、という感じですから。

Chapter3
今作で毛色の違う作品となってます。ライター自体が変わっているのもあるのかもしれません(他は片岡ともさん、Chapter3だけは木緒なちさん)
晴れていてもどこか空が暗いというものとシナリオの暗い雰囲気をうまくマッチングさせてました。
旧東ドイツの生活様式とかもしっかり調べられていたように思えます。
他のChapterとは違い、重いテーマを扱っているというのも他と毛色が違う感じがする要因にもなってるのやもしれません。
完成度としてはこのChapterが一番なんじゃないかな、と思います。
不満点としてはしずかがエレナやイリカとは異なり、健康体であるという点でしょうか。
人間のクローニングということを行えるだけの技術があればその部分などにおいてもいじることが可能なのでしょうか?あとテロメアが短くなるという問題とかもしずかに関しては言及されてないというのもちょっとうーんってなります。
しずかと博士が再会するシーンでねこねこソフトきってのキラーチューン(スカーレット2006)を流すのは卑怯だと思います…。

intermission:非日常~Non normal life~ ルール~Rule~
もう一人の主人公である九郎と古い付き合いの美月との距離感を描いた前者と高級諜報員という存在を作りだし諜報員同士のルールを築くきっかけになった過去を描いた後者です。
八郎の父の扱いの軽さに笑ってしまいました。
美月さんはギリセーフだと思います(迫真)

Chapter4
今作のラストを彩るChapterです。
今まで、様々な事案にも用意周到かつ華麗にふるまう、チートキャラ的な九郎さんが劣勢に追い込まれるというラストにふさわしい展開です。
それぞれの日常と非日常というものに葛藤し、それぞれの日常に戻っていくという感じがすっきりした読後感をあたえてくれたのだと思います。
戦術核と騙されて大慌てするマザランの姿は九郎も言ってますが非常に滑稽でおもしろかったです。いや、わかるだろwwwwww
エピローグでさりげなくケーキをくれる九郎さんにまた惚れました。ありがちな展開ではありますけど、グッときました。


sizukasukiii
このシーンが今作で一番のお気に入りです。
しずかさんかっこよすぎ。しかしセリフはかわいすぎ。そしてスパッツ最高!ひゃっほう!
…失礼しました。
この島に近づいて一緒に入る分には撃墜されないのかな、とか思いましたがちゃんと通知してますよね…。





・絵

なんだこの漠然とした項目は・・・と我ながら思いますが背景やキャラの立ち絵、CGも含めたものと考えてください。

基本的に従来のねこねこソフトさんの水準と変わりありません。いい意味で。
CGにおいてはいろいろとどこかで見たことのあるポーズや角度だなと思うのがかなり多くありました。ねこねこソフトさんの過去作をトレスしたような感じです。
これはねこねこソフトさんの集大成でもある本作において今までの作品を楽しんだプレイヤーたちへのサービスなのではないかと思われます。
個人的には最初の米軍兵士やChapter2の将軍のデザインはこわもてのおっさんって感じで結構好きでした。


・システム、音楽

シナリオ的にいろいろと軍事的なものや政治的なものが多いということを考慮した用語集(Cyclopedia)がいろいろと助かりました。
若干解説文がふざけていたりという意味でも楽しめました^^
そういったシステム周りやタイトルロゴはChapter3のシナリオを手がけた木緒なちさんによるものだそうです。
現在もタイトルロゴやシステム、そしてシナリオと企画などマルチロールで活躍する木緒なちさんは今後とも期待しております。
音楽は、いつもながらに雰囲気をうまく出すBGMや主題歌が多かったです。
Scarlett2006はずるいです。これまでのねこねこソフト作品をやってきている人が聞けば感慨深いものがあると思います。


・その他いろいろ

ねこねこソフトさんの一つの売りでもあるおまけ。
FINALということで非常に豪華でした。
過去作の短編であったり、声優さんのコメント、製作陣のコメントなどなどがあります。
いつも通り緊急回避も充実しております(笑)ねーちん怖いよぉ・・・。


今作はねこねこソフトさんが従来より目指していた映画というものに近いものになっていると思います。
(銀色や朱のパッケージにVNで映画らしさを意識したと書かれていました)
雰囲気的には銀色や朱も非常に映画をのんびり観ているような心地よさがあったのですが、あれはシナリオが凶悪でのんびりコーヒー飲んでる場合じゃねえ!ってなってましたので…^^;;;;
コーヒー(あるいは紅茶やお茶)とお菓子を片手に楽しめる一作であったと思います。
点数は80点台ということで…。漠然としてますが…。
飛び抜けたものもなければ大きな欠点がある訳ではない非常に安定した感じです。
ねこねこソフトさんのゲームを何作かやって気に入った方、はたまたやったことのない方どちらにもおすすめできる一作です。

いろとりどりのヒカリ 感想



「いろとりどりのヒカリ」の感想です。
某サイトで異様に評価が高く、
いろセカも個人的には好きだったのでやってみました。

シナリオに関して

メッセージ性もあって前作よりもよかったと思います。
いろセカの時に叩かれたところの補足だろうなぁと思えるようなところもちらほら。
これは後に個別の部分でも書きますが、
蓮也に関しては前作で意味の分からない部分が多かったので、とても良かったです。


個別ルートの感想(クリックでネタバレ)


・真紅ルート

真紅

わーい!
真紅ルートはもうこの一枚につきます!
真紅ルートはただただ真紅のかわいさを堪能すればええんや…!!
僕はいつもグッズには興味がなかったのですが、
このゲームをやって初めて真紅の抱き枕が欲しくなりました。
もうほんと、罪なゲームですね…。

これだけ真紅で楽しんでしまったので、
ラストの悠馬との別れは僕にとってもかなりつらいものとなってしまいました…。



・つかさルート

tukasa.jpg

いろセカでも一番目立たなかったキャラでしたが、
今回でもあまり挽回できなかったように思います。
元気いっぱいな子ってどうしても不憫な立ち位置になりがちですよね…。

働かなくてもいい国をただの"良い”国にするのではなくて、
その光と闇を描いたのは良かったと思います。
ラストのオチを「優しい王様と人民のすれ違い」に落ちつけたのもこの作品らしいなぁと思いました。



・鏡ルート

kyou.jpg

なかなか良かった思われる鏡ルート。
前作では鏡ルートでの蓮也と加奈ルートでの蓮也のキャラが違いすぎて
一体どういうことなの…?と不完全燃焼気味でしたが、今回で見事に補足できたように思えます。

そしておばあちゃん萌えー^^
なんだあのかわいい生物はっ!
最後にして一番の萌えキャラが誕生した瞬間でした。



・澪ルート
mio.jpg

前半戦は澪が果たして「私」なのか「あたし」なのかの話。
これは明らかに前作で作者が間違って打ってしまったのを、
後から無理やりこじつけた感が半端ないです笑
い、いや…さすがに少しきついでしょう…。
まぁもともと僕は「私」と言っていたことに気が付きませんでしたが…。

後半戦はほとんどとおるさんの話に。
一気に空気になる主人公たち。
とおるのお母さんとの感動の再会。
しかもとおるちゃんがいいキャラしてるんだよ!
これはもはや「とおるルート」といっても過言ではないでしょう。

ところで、怪談話の半分は正解で、もう半分は…?
作中で言ってましたっけ?



・加奈ルート

kana.jpg

これももはや加奈ルートではなく蓮ルート。
前作では加奈ルートが一番好きだったのでこれには残念でした。
まぁ加奈だけは前作で完成していたということなのでしょう。

そしてこの一枚絵の蓮を見てください!
まさに天使!ひゃっほい!!(自重しろ)
それだけに白さんとの別れで
「私、強い子だから。お兄ちゃんもお姉ちゃんも、みんないるから。大丈夫だよ。」という声と
“お願い、私も連れて行って。お母さんと一緒にずっといたいよ……ッ”と心の声が同時に聞こえるシーンは
連好きにはたまらなかったのではないでしょうか。



・グランドルート

yuuma.jpg

その前に藍ルートがあったのですが、特に書くことがないので省略(少し疲れた)。
いや、確かに「鹿野上 悠馬」があんなにひどい感じだとは想像していなかったのですが…。

それにしても藍がハクの生まれ変わりで、
「僕」がレンの生まれ変わりで、ってちょっとややこしかったかなぁと思います。
さすがに青空がハクの鬱な部分(?)を切り取ったものと言われたときはどうしようかと思いましたね(汗)
そこまで前世からの因縁を持ちださなくてもいいんじゃないかなぁ、と。
僕は結構作品の雰囲気を楽しみたかったのに、
そういうごちゃごちゃでいまいち楽しみきれなかった感が否めません。
そこは少し残念でした。


そして今作をやって誰しもが驚いたこの展開↓

eeee.jpg

えええええええええ!!!!!!
まさかまさかのこの展開!
いや、僕も思ってましたよ。
あれ、悠馬の体どうするんだろうなぁ、って。
ご都合主義がすぎるんじゃないかなぁ、って。
でもね。
まぁ「いろとりどりのヒカリ」ならそれもアリかな、って。
Nitro+じゃないんだから、って。
まぁ悠馬がんばったし、最後はいい話だったなぁ、って。

そう思っていましたよ!

この作品でやったからこそ、この展開は価値があったかなと思います。




ちょっとしたこと

今作をやる前にこれだけは言っておきたいのですが
おそらく「いろとりどりのセカイ」を再プレイしてからやった方が楽しめると思います。
おそらく1年も前のことなので、細かいところを忘れていると思います。
覚えているというのなら別に構いませんが、
澪が入れ替わった理由を忘れた、最後のあの世界はどういった経緯でできたか忘れた、
という人は絶対に再プレイした方がいいと思います。

総評

今作はシナリオが凝ったものとなったおかげで
純粋に雰囲気を楽しむだけのゲームではなくなってしまいました。
「雰囲気」というその1点のみならば、僕は前作の方が良かったかなぁとおもいますが、
全体としての完成度では今作の方がよかったと思います。

プレイ時間はどちらも並行してやっていたのでよくわかりませんが、
2つ合わせて30時間くらいだったと思います。
いろセカの方は個別のみやったので。
それと全体の点数は85点くらいかと思います。
いろとりどりのセカイをやって楽しめた人は間違いなく楽しめると思うので、
是非やってみてはどうでしょうか。

【レビュー】竜✝恋





恋人よ
呪いのように生きて
祝いのように死のう



Nitro+のアミューズメントディスク「サバト鍋」に収録されている短編竜✝恋です。
プレイ時間は1時間~2時間と非常にさくっと終わります。
その短さでありながら非常に完成度の高い物語になっています。

まず目につくは主要な登場人物の固有名詞が一つも出てこないということ。
主人公もその母である師団長も竜も黒の騎士も全員固有名詞がないです。
竜と黒の騎士はそれぞれ「白の竜姫」「竜殺機関第伍版一○刷」という名前がありますが、固有名詞というほどではないように思えます。
つか一度もその名前で呼ばれてないですし。

ストーリー的には一応王道ラブコメディと銘打ってるだけに王道なように見えます。
ただ、ありきたりな物語で終わっていないあたりはさすがニトロさんだなあと思いました。
序盤~中盤は(逆レ○プがあるけど)王道ラブコメディっぽい雰囲気です。
冒頭と終盤当たりはバトルものにもなっています。個人的にF-15っぽい戦闘機が出てきてテンションあがりました^^;;;
戦車は分からなかったです…。詳しい人オナシャス!
1,2時間で終わる短編なのでテンポが非常に良かったです。それが、決して急ぎ足のように感じることもなかったです。
世界観が斬新です。
正体不明の竜に数年毎に襲撃され、いつの間にか退治されていくということが続く世界。
襲われて市街地めちゃくちゃになってるのに、主人公のドライさも斬新です。
ドラゴンに襲撃されて国の危機な感じなのにえらくあっさりとしている辺りに不満を持たれる方もいるかもしれませんが、僕の場合は2年に1度そんなもんあったらもはや危機感すらなくなるんじゃ…って感じで納得させられましたね。
テンポがよくバトルも結構派手にやってくれますので爽快感がありました。


キャラデザはすーぱーそに子などでおなじみの津路参汰氏。
ヒロインである竜の肉感あふれる立ち絵がかわいらしかったです。エロいです。
メカもさすがニトロと言ったところで、いろいろと凝っています。ニトロのメカものは始めてだったのですが、おとこのこの心をくすぐるデザインですね・・・。

音楽は素晴らしいの一言。
BGMはタイトルが分からないのでどれっていうのは言えませんが、どのシーンにかかる曲もいいです。
ボーカル曲も全部いいです。主題歌である「とある竜の恋の歌」はあの曲だけでこのゲームプレイしてよかったと思ってしまうレベル。「萌えて進め!」は・・・ねっwwww

短編故にさくっと終わってしまうのが残念な作品でした。もっとこの世界観に浸っていたかったという感じです。



以下ネタバレあり(クリックで展開)





最後の最後まで主人公たちが恋愛をしていなかったという点がおもしろいですね。
ラストまでの展開はあくまでヒロイン本位の恋愛であり、主人公はそれに身を任せていただけ。
sadendの方の主人公のセリフまで気付かなかったのでうおおおおおってなりました。
僕自信がsadendのほうを先にやってしまったため、sadendのほうが印象に残ってしまう結果になっているのであまりうまくレビューできない気もしますが・・・。

竜は何物かに恋をし、狂う。
そして英雄に倒される。
という単純明確な物語が形成されることで世界に安定をもたらしているってのしびれました。
恋をして予定調和に身をゆだねる(殺される)ことを望んだヒロインと
恋をして予定調和をぶっ壊す(世界を壊す)ことを望んだ主人公の対比がくっきりと浮かび上がってましたね。
Happyendの方では竜が恋をすることで、歪んでしまった世界(竜が現れ、英雄に斃される)を竜を生かす形で元の世界に戻しているという点も注目すべきなのでしょう。

王道ラブコメディ―というジャンルを隠れ蓑に世界をも変える恋をするという壮大なファンタジーでした。

何か書くことが残ってるような気もするのですがこれでいったん締めで。
気が向いたら追記を書くかもです。

続きを読む

【レビュー】夏めろ




――――忘れないで
    空がこんなに綺麗だったこと。


今は活動停止状態となっているAcasiasoftから発売された夏めろのレビューです。
上のセリフからは想像もできない作品に仕上がっております…。

先の腐り姫で受けた精神的ダメージを癒すために本作に手を取ったのですが、正直ダメージが増えたというか…。


・シナリオ

展開は前半はほのぼのとしたどこにでもあるような学園生活、そして夏休みというものをうまく描いています。
しかしキャラルートに入った途端、豹変します。主人公が。
ネタバレにならない範囲で言うならば主人公が突如理性を喪失し、獣のようになります(下半身的な意味で)
事前に他サイトのレビューなどを見ていましたが、まさかここまで豹変するとは思わず面喰いました(笑)
実際に身近にいたら確実におまわりさん、こいつです状態になりますので主人公に不快感を示す方が多いと思われます。
かくいう私もこの主人公はないわーって感じです^^;;;
まともだったと思えたルートが1つしかなかったという。
前半部分の日常パートもこれといって特徴のないキャラクター同士の掛け合いで思わず続きを読みたくなる!というような感じではないです。
ただ、高校生のなんかグダグダした日常をうまく描いているようにもとらえられるかもしれません。
もし、ライターの木之元みけ氏がそれを狙って書いているのだったらすごいです。
それと各ルートがかなり尻切れトンボ的に終わっていきます。
「俺たちの物語はこれからだ!」的な具合で終わって、その後のエピローグなどもありません。
シナリオ的にはこれでいいのですが、そういうのが苦手な方はご注意ください。


・システム、絵&音楽

絵はシンフォニック=レインやラノベなどで大活躍中のしろ氏が手掛けています。
美夏は最初ファルシータさんかと思いました^^;;Look at me~♪
絵については正直分からないのですが、立ち絵やCGで違和感を抱くものも結構あったりします。
それと塗りが白めの色なので顔色が悪く見えるという人もいるかも。
ただ、しろ氏の絵が好きな方にはそれだけでも本作を購入するだけの価値はあると思います。
全体的に幼い感じですがどのキャラもすごくかわいいです^^
そのためキャラクターもあまり個性的という訳ではないけどかわいく見えてくるような…!?

音楽や演出は可もなく不可もなくという感じです。
映像演出はほとんどなかったですが、特筆すべきはH-Customなる怪しげなシステム(笑)
射○位置などは選択肢にありがちですが、足コキにおける靴下の有無やらヒロインのヘアの有無、はたまた主人公のチ○コが包茎かどうかなんてものも選択できます。(ちなみにメーカー推奨は包茎)
この意味不明な充実っぷりでHシーンは十分お楽しみいただけるかと思います!知らんけど。
音楽はのんびりとした夏というものをうまく演出していたと思います。
あとHシーンの何とも言えない淫らな感じも…(笑)


全体的な評価をするならば75点あたりが妥当な作品です。
大きな矛盾や穴がない一方で、これといって唸るようなシナリオが展開される訳でもありません。
主人公がアレなので5点減点で70点にしてもいいかも^^;;;
ただ、ネタバレの方に書こうと思ってますが今作はエロゲーの中でもかなり異色な作品です。
そういう意味ではこういうエロゲもあるんだよという感じでおすすめしたくもなります。


以下ネタバレあり(クリックで展開)




蘭(いいんちょ)とつぐみ様の豹変ぶりが怖かったです…。
特に前者は普段の様子からは想像できなかった分、びっくりしました。

今作は性的SM診断ツールとしても立派にご利用できると思います^^
秋・橘花ルートのHシーンが気に入った方はS
つぐみ様、お嬢様(蘭)ルートのHシーンが気に入った方はM
という感じで。
美夏ルートはどっちでもない感じですねぇ…。
といっても、つぐみ、蘭ルートはいろいろと小道具をお使いになられるのでそういう属性の方はそっちに流れるかもしれませんねぇ…。

性的なお話はこのくらいにしておいて。


今作は先の腐り姫同様、「現実」を映し出した作品だったと思います。
腐り姫の場合とは異なった形ではありますが、エロゲーにありがちな「理想」とは違った道を進んでいってます。
今作の舞台設定として高校3年の夏休み前~夏休み明けとなっています。(あくまで演出上だよ!実際はみんな18歳以上だよ!)
大学受験という大きな進路を目前とした時期であり、高校というクラスという単位や学校という単位で様々なことを経験する場と離別する前という不安定な時期でもあります。
いわゆる青春の季節というのは高校までのことを指しているはずなのですが、そういった最後の青春を彼氏彼女と謳歌したい!という欲求と進路への不安に大きく揺れ動いています。
そういった部分をうまく描いているように感じました。

今作のヒロインと主人公の関係は非常にあっさりしてます。
シナリオゲーにありがちなヒロインの秘めたる過去!とか内に秘めた想い!といったものを理解して心を通わす感動的なものなんざございません。
そもそも主人公がヒロインを好きになる動機は全部「可愛い」という見た目の印象です。
出てくる女の子にところ構わず「可愛い」と思っていて、その中からたまたまよく接した人間が好きなのかも?と思って口説いたり、既成事実を作り上げようとしていきます。
一応、橘花や蘭は過去のトラウマやら出来事というものを引きずっているというのですが、どちらもギャグチックに落とし込められているのであんまし効果を発揮していません。
蘭にいたってはトラウマはどこにいった!?って感じで途中から迫ってきますし…。

しかし、高校生の男女関係というのはこんなものではないでしょうか?
お互い見た目に惹かれ、ちょっと話してみて合うなって感じたらとりあえず付き合おうとするもんだと思います。
主人公の性欲はちょっと桁違いですが、高校生ぐらいだとかわいい女の子にいつも目移りするぐらいが普通なのではないでしょうか?
そういった意味では非常に「現実」に根差したものでしょう。
ラストも、この先ヒロインとずっと付き合ったで居続けるとは限らないしいつか別れるかもしれない、でも付き合っていた期間は大切な思い出になるんだみたいな考えもリアルです。
エロゲーでありがちなエピローグで数年後も仲良くカップルとかいつの間にか結婚、出産というのはとても理想的な形です。
僕もどっちかというとエロゲーでありがちな理想のカップル、夫婦みたいなのが好きですが、現実はそう甘くはないです。
そういうものをエロゲーというジャンルで描き出したというのは非常にすばらだと思います。
惜しむらくはこの作品を最後にブランドが活動停止になってしまっているということですね…。
この路線で作品を出していけば萌えゲーやシナリオゲーが大多数を占める今のエロゲーに新しい可能性を吹き込んでいたのではないかと思ってしまいます。
あとは、兄妹と言えども愛が芽生えればそれぞれ男と女という性として現前するという構図はとあるゲームと同様でしたね。こちら側はあまりインモラルな雰囲気が出てなかったですが…。それはそれである意味リアルなのやもしれません…。
身近にそういった異性の家族と関係を持ってるというような人を知らないんで実際のところはどうだか知りませんが…^^;;;;


とここまで絶賛しましたが、不満点は結構あります。
システム面ではバックログがマウスのホイールでなかなか出てこないです。(これは僕のマウスが相性悪かっただけの可能性はありますが)
日常パートがある意味リアルなため長々と見せられると結構退屈してきます。
大体はテンポよく進んでいってくれるのですが、たまに助長が過ぎる部分が…。
あと、各ルート入ってからの主人公の野獣っぷりが鼻につきます。
性欲に身をゆだねるという意味でリアルなのかもしれないけど、いとこ相手やら女友だち(親友)相手にいきなり襲いかかるのはダメでしょ…。レ○プとして訴えられてもおかしくない。それともあれすらも現実的なものなのだろうか?
しかし、一番まともにみえる秋ルートでさえいきなりムラムラっときて青○ですからね…。
主人公がダメ!というPOVが似合う主人公です^^
この主人公自体をプレイヤーのメタキャラというレビューもあったのですが、さすがにゲーム上のヒロインにいちいちかわいいなと思って欲情はしないでしょ^^;;;;…そう信じたいです。


パッと見は特徴のない凡作に見える本作ですが、リアルな風景を描き出したエロゲーでは非常に稀少な作品であったと思います。




【レビュー】腐り姫【追記あり】




腐る、腐りゆく、世界――――――


エロゲ業界でも独特の雰囲気を醸し出すライアーゲームの作品です。
今作も異彩際立つ雰囲気の作風でした。

いざレビューを書こうにもどう書けばいいのか悩んでしまうのですが(笑)
一言で表すとすれば「淫モラルホラー」という説明が見事に的を得た作品だったと思われます。
淫靡でどことなく郷愁と恐怖を内包した狂気のお話です。
何言ってんだこいつって感じですがプレイした方は何となくわかってもらえるのではと思います。

本作の特徴は何よりもその雰囲気。
シナリオが進行していくにつれてとてつもない生理的(倫理観的?)嫌悪感にさいなまれていくのですが、投げ出さずに続きを読もうと思ってしまう。
和風+田舎+昭和臭(郷愁)+ホラー+インモラルという組み合わせが成しえた見事な雰囲気。
なかなか言語化するのが難しいのですがずっと浸っていたいような気分になりました。
正直そう感じる自分にすごい身震いしてしまうのですが・・・。

もう一つの特徴としては絵です。
立ち絵もそうですし背景画も他作品とは違った趣となっています。
多くの人がきっとこの絵をデモムービーなりHPで見て回避したと思います。
ただ、この絵が雰囲気の良さを引き立ててくれてます。
慣れるまでちょっと時間がかかりますが、慣れるとむしろこの絵じゃないと・・・となってきます。

音楽もいいです。
OPにかかる「腐り姫の伝説」や「樹里のテェマ」「夢のきざ橋」と和風テイストなBGMが多めです。
一応夏が舞台なのですが曲のイメージだけだと冬のほうが似合ってるかも?

キャラについては・・・。みんな狂ってます。
どのキャラが好きというのは感じなかったですね・・・。そういうゲームじゃねえから!
とりあえずきりこさんはお帰りください^^

映像であったり立ち絵、CGの枚数やエフェクト等は発売された時期(2002年)を考慮すればこのくらいで妥当かと思われます。ただ、CGはちょっと少なく感じるかもしれません。
作品の出来だけで言うならばこの当時のトップレベルの出来かと思われます。
ただ、シナリオゲーが多くみられるようになった今比較するならば粗さが目立つやもしれません。
シナリオ展開自体も目新しいものではなくいろんな作品が通ったようなものです。
実際はこの作品がむしろ以後の作品に影響を与えていったと考えるべきなのでしょうが・・・。

そんな感じで出来の部分では不満が残るやもしれません。
それでも、今作は様々な名作と比べても遜色ないものだと僕は思いました。
雰囲気、テーマが他作品と異色であり、突き抜けた感じがします。
他の名作が完成度の高さを行くならば、こちらは独自色を全面に出した異端作とでもいうのでしょうか。
そんな印象を受けた一作でした。
点数にするならば80点台後半ぐらいでしょうか?人によっては90点を文句なしで叩き出せるような作品でした。

追記
プレイ時間は大体10~12時間程度かと思われます。


以下ネタバレあり(ブログの設定上伏字があります、ご了承ください)

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弥生ちゃんかわかわ
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プロフィール

間宮卓司様

Author:間宮卓司様
やったゲームの感想などを書いてます。
4人でやってるので、記事によって文体が違います。
好きなゲームはいろいろ。
嫌いなゲームもいろいろ。
そしていろいろな場所に住んでおります。


スパイラルマターイ ミ☆

◇Twitterはじめました。
Twitterアカウント
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takuji_misudo☆yahoo.co.jp

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